明治学園中学校過去問研究

 

教育指導要綱の改定に伴い最近は高校入試でも統計に関する出題が多くなりました。理系に強い生徒を学校側が望む場合も統計資料問題を入試にとり癒えれる傾向が多々あります。

 

今回は福岡県北九州市にある名門明治学園中学校から2017年度算数入試問題から2.統計資料を解説します。

 
 

  

 

明治学園中学校2017年度算数入試問題2.統計資料 問題

 


明治学園中学校2017年度算数入試問題2.統計資料 (1)解説解答

(1) 図2は AからGまでの7人のテストの点数について、表に表したものです。①~⑤にあてはまる数を答えなさい。
 
 
 
解答
 
 
図1より

30点以上~34点未満(30, 31,32,33点)は C30点  よって 1人

34点以上~38点未満(34, 35,36,37点)は D34点  よって 1人

38点以上~42点未満(38, 39,40,41点)は F38点  B40点 よって 2人

42点以上~46点未満(42, 43, 44, 45点)は G42点  よって 1人

46点以上~50点未満(46,47148,49点)は A47点 E 49点 よって 2人

したがって ①1  ② 1 ③ 2 ④ 1 ⑤ 2


答  ①1  ② 1 ③ 2 ④ 1 ⑤ 2

 

明治学園中学校2017年度算数入試問題2.統計資料 (2 ⅰ)解説解答

(2) 10人の平均点は、AからGまでの7人の平均点よりも1点高いです。

(ⅰ) H,I,Jの3人の点数の合計は何点ですか。解答AからGまでの7人の合計点は 47 + 40 + 30 + 34 + 49 + 38 + 42 = 280

よって 平均点は 280÷7 = 40点

10人の平均点は 40 + 1 = 41点 なので、10人の合計点は 41×10 = 410点

H,I,Jの3人の点数の合計は 410 - 280 = 130点



答 130点



 

明治学園中学校2017年度算数入試問題2.統計資料 (2 ⅱ)解説解答



解説解答



図1より30点以上~34点未満1人,34点以上~38点未満は1人,38点以上~42点未満は2人,42点以上~46点未満は1人,46点以上~50点未満は2人
図3より、 30点以上~34点未満1人,34点以上~38点未満1人,38点以上~42点未満3人,42点以上~46点未満2人,46点以上~50点未満3人

よって 図1との違いからH,I,Jは38点以上~42点未満1人, 42点以上~46点未満1人,46点以上~50点未満1人


(イ)よりHは46点以上~50点未満。(ア)より同点の生徒は2位の2人だけなので、Hは2位の47点



(ウ)よりJは4位なので、 42点以上~46点未満 Gが42点なので、Jは42, 43, 44, 45のうち同点はもういないので、43, 44, 45のいずれか。3人の合計点は130点なので、IとJの合計点は130 - 47 = 83点。

Jが43点のときIは83 - 43 = 40、(ア)より同点はいないので、×

Jが44点のときIは83 - 44 = 39、

Jが45点のときIは83 - 45 = 38点(ア)より同点はいないので、×。

以上より、 Hが47点,Iが39点,Jが44点のとき、38点以上~42点未満1人, 42点以上~46点未満1人,46点以上~50点未満1人の条件と(ア)(イ)(ウ)の条件に当てはまる。



答   H 47点,I 39点,J 44点