こんにちは。横浜国立大学経営学部経営学科3年の林侑希と申します。48-15です。最後の大会だけ48-41でした。写真は七森さんに撮っていただいたそれです。


最近、大阪京都旅行に行きまして、自分の夢の一つであった「吉本新喜劇を鑑賞する」を成し遂げることができました。約60分の劇で内容はベタなのにずっと笑いが止まりませんでした。


その中で最も印象的だったのが「乳首ドリル」です。「すっちー&吉田裕」の2014年ごろに流行ったギャグで記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。初めて生で見れて自分はとても笑ったのですが、周りのお客さまはおそらく関西の方ばかりで見慣れているのかほとんど笑っていませんでした。


ただ、乳首ドリルをしている最中のセリフである「すな、すな、すな、すな」に合わせて皆んなが手拍子をしていたのです。

そして、乳首ドリルの締めのセリフである「つま先顎脇やめろ、ドリルせんのかい!」で「お〜!」という歓声と同時に賞賛の拍手が起きていました。

歌舞伎を見ているのかと思いました。人の乳首をドリルする芸が伝統芸能のように扱われる国に生まれて良かったなとも思いました。


部活を引退してから3か月ほど経ちました。今は主に就活というものをしています。次のライフステージに進むとき、人は目指す場所相応の努力をしないといけないわけで、今の自分の努力がそのラインを超えているのか不安になります。

これは、受験期にも同じような気持ちに襲われたのを覚えています。この不安は無くなることはなくて、毎日コツコツと頑張り続けることによって得られる自信で蓋をするしかないのかなと思います。


就活では自分の考え方とそれに付随するエピソードを話す場面が多いのですが、ほとんどがウインドサーフィン部での話になります。それだけこの部活で過ごした3年間が自分の宝物であると再認識しました。


自分のこれまでを振り返っているとき、「なんでウインドサーフィン部に入ったんだっけ?」と思い出す機会がありました。様々な理由があって入部を決めましたが、一番大きな理由は「大学を卒業したときに最高の4年間だったと心から言えそうだから」でした。大学に入学したとき、サークルに入って授業と遊びをテキトーにする4年間ではもったいないと考え、何かしらの部活に入ろうと思っていました。


新歓試乗会の日、陸人さんや駿さんと鎌倉駅から艇庫へ向かい、最後のやや狭い直線の道を抜け、目の前に広がる由比ヶ浜を一望したときに入部しようと思いました。景色綺麗すぎる。そんで、先輩たちの乗っている姿がかっこよすぎるし、沖まで行きすぎて浜から見たらオレンジの小さい点すぎる。自分もこうなりたいと思いました。


入部して1ヶ月経ったら海への感動は皆無になりましたが3年間でいろんなことを学びました。陸人さんには漕ぎ続ける忍耐力や課題克服のためのPDCAサイクル実行力を、衛門さんには疑問点を言葉にして質問する力や理由を持って行動を選択する力を養ってもらいました。他の先輩、同期、後輩にも教わったことはたくさんたくさんあるのですが、書き記すとなるとおびただしい量になってしまうので割愛します。


自分は技術面で結果を残すことはできなかったけど、OB会運営や部の雰囲気等の環境面の基盤を少しは作れたのではないかと思っています。自分は後輩と接することが中高の部活の頃から苦手で上手く接することができなかったかもしれないけど、みんな大好きです。もちろん先輩も同期もみんな大好きです。個性豊かなみんなと出会えて自分の大学生活は本当に実りのあるものとなりました。


引退して艇庫解約した日に道具を整理しながら最高の3年間だったなと心から思いました。解約し終えて帰る直前に見た由比ヶ浜は新歓試乗会で初めて見たときくらい綺麗だった気がします。この3年間で培ったものを就活やら勉強やらなんやらに活かして4年生を終えたときに最高の4年間だったと心から言えると思います。そう言えるような行動をしていきます。


みんなと会う頻度が低くなってきているけど、また会いましょう。先輩は卒業までに飲みましょう。同期は4年生で卒業旅行行きましょう。後輩はOB会に顔出したときに温かく迎えてください。寄付金を渡すでしょう。


自分はりんさんの引退ブログが大好きなのですが、「きっとこの先何年経っても48や6や42を見たら、今を思い出すと思います。(中略)そうやってずっと生活のどこかにこの部活での思い出が残っていくんだなと感じています。」という部分が特に大好きです。自分も温泉に行ったら48や15のロッカーを探しちゃうし、これからも思い出が自分の一部として残っていくのだなと思います。


これを書き終えたら、また就活のESを書く作業に戻ります。

1本のマストをそっと地面に置いて、引退ブログとさせていただきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。


48-15 林侑希