第66回 菊花賞結果その2~レース回顧~ | さすらいの旅日記

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【レース回顧】
パドックに現れたディープインパクトは落ち着いていた。
馬体重もいい感じ。
本場馬入場もスムーズに入り、軽快に返し馬に入った。

スタート前までは、完璧であったディープインパクト。もう三冠は間違いない・・・。

スターターがスタート台に立ち、ファンファーレも手拍子も素晴らしく鳴り渡った。
そしてスタート。
なぜか今日のディープインパクトはスタートが良かった。今までで一番良かったと思う。
1周目の3角前ですでにかかっていた。
1周目のスタンド前でも落ち着かない。
場内がどよめく。
まさか、2周するとは思っていないのか?エアシャカールとダブる。
そんなことを思っていた矢先、1角前でやっと落ち着いた。
これだけかかって勝てるのか?そんなことを思いながら見守る。
向正面では、先頭からかなりの差が開いている。
京都競馬場名物の3角の坂を登り、そして下る。

手応えはどうか?

4角を回り、直線へ向いたが、いつもより後ろにいる。
あれだけかかって、前を捕らえることができるのか?
場内がまたどよめく。
ここでもスペシャルウィークとダブる。
スペシャルウィークは前を捕らえきれず、2着に敗れている。
武豊騎手が気合いを入れると、そんな不安が吹き飛んだ。
残り200メートルでアドマイヤジャパンを捕らえ、2馬身差で三冠をつかんだ。
一番ムチをいれていた。

この馬の強さは本物だ。直線だけで勝ったようなものだ。
後は古馬との対戦。
次はジャパンカップか有馬記念か。それとも両方いくのか。次走が気になる。

来週は『エンペラーズカップ100周年記念第132回天皇賞・秋』だ。
また遠征しなくては。
古馬三冠の連覇を目指すゼンノロブロイを応援しに。


【コラム】
~歴代三冠馬たち~
史上6頭目、シンボリルドルフ以来21年ぶり2頭目の無敗の三冠馬が誕生した。

ところで三冠とは、皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞(すべて3歳馬限定)の3つを指す。

ちなみに本場イギリスでは、2000ギニー(1600メートル)・ダービー(2400メートル)・セントレジャー(約2920メートル)を指す。
三冠レースが確立したのは、1809年で197年間で三冠馬はわずか15頭しかいない。
近年では、この三冠レースの位置付けが低くなり、イギリス三冠馬は1970年の『ニジンスキー』以来出現していない。

現在は、ダービー(英国)・キングジョージー(英国)・凱旋門賞(仏国)(いずれも2400メートル)の3つのレースを『三冠』と位置付けている。

もちろんアメリカ競馬にも三冠はある(すべてダート)。ケンタッキーダービー(2000メートル)・プリークネスステークス(1900メートル)・ベルモントステークス(2400メートル)の3つを指す。

開催時期は日本・イギリスとは異なり、約2ヶ月間という短期間で行われる。
三冠レースが確立したのは、1875年で131年の歴史があり、三冠馬はわずか11頭しかいない。

日本競馬は本場イギリス競馬を範に昭和14年に三冠レースが確立された。

昭和16年には、『セントライト』が史上初の三冠馬に輝いた。

その23年後の昭和39年には、『シンザン』が戦後初、史上2頭目の三冠馬に輝いた。
この馬は、生涯連対を外したことがない。
そればかりか、その翌年、天皇賞・秋と有馬記念を優勝し、史上初の五冠馬に輝いた。

昭和58年、『ミスターシービー』が19年ぶりに史上3頭目の三冠馬に輝いた。
この馬は追い込み馬だった。きっとハラハラさせていたに違いない。

その1年後の昭和59年、今度は『シンボリルドルフ』が史上初、無敗の三冠馬に輝いた。
2年連続というだけで偉業であるのに、無敗というおまけ付きで三冠を達成した。
この時の騎手は『名手岡部幸雄』である。
この時、GⅠの口取りで指を指していた。一冠目の皐月賞で一本の指を。二冠目のダービーでは、二本の指を。三冠目の菊花賞では、三本の指を掲げ三冠達成を示した。
この馬は『シンザン』を超え、史上初の七冠馬に輝いた。
『皇帝』という名にふさわしい馬である。

10年後の平成6年、“シャドーロールの怪物”こと『ナリタブライアン』が史上5頭目の三冠に輝いた。
平成に入って初めての三冠馬。それから三冠馬は出現していない。

そして11年後の平成17年。
“英雄”『ディープインパクト』が史上6頭目、シンボリルドルフ以来21年ぶり2頭目の無敗三冠馬に輝いた。
『名手岡部幸雄』が3月に引退した年に、『シンボリルドルフ』と同様に無敗の三冠を達成し、『天才武豊』が三冠レースの口取りで岡部騎手同様、指を掲げた。
負けることを知らない馬は、来年はシンボリルドルフさえ勝てなかった海外へ向かうとの情報がある。
頑張れディープインパクト!ルドルフを超えろ!


【最後に】
日本で三冠レースが確立してから66年間。
三冠馬はわずか6頭しかいない。
三冠馬になるということは、大変なことである。
皐月賞・ダービーの二冠馬は13頭(不出走馬も含む)もいる。

『夏を制するものは菊を制する』。

夏を無事に過ごしたものが菊花賞を制し、見事三冠馬になることができる。
また、『名種牡馬サンデーサイレンス』産駒初の三冠馬誕生が無敗であるものさすがなものだ。
無敗の三冠馬誕生の瞬間に立ち会うことができて幸せである。
7頭目の三冠馬もこの目で見たいものだ。

『もう、言葉はいらない・・・。』