女性芸能人名鑑Vol.15 広瀬すず
『幽かな彼女』(ドラマデビュー。2013年)の頃はまだ名前を覚えたくらいだったんですが、そのドラマで共演した香取慎吾さんが広瀬すずちゃんをスマスマ(?)で高く評価していたのを観て、注目し始めました。
頭角を現したのは『学校のカイダン』(2015)。スピーチで生徒の心をつかむスクールカーストの底辺の学生・春菜ツバメを演じ(主演)ました。役の通りに心に響く演技を見せていましたよね。そして『怪盗 山猫』(2016)では、難しい役をしっかり演じていました。豹変した時との演じ分けも見事で。
仕事が増えてきたのは『海街diary』(2015)が一番大きなきっかけでしょうね。他の姉妹を演じた綾瀬はるかちゃん、長澤まさみちゃん、夏帆ちゃんに主に支えられて自然な演技で好演していて。無名時代に是枝監督が抜擢しているという意味でも、いい巡り合わせだったというか。これも腹違いの妹という難しい役柄でした。
『怒り』(2016)の泉役をやれたのも大きかっただろうなと。ここまでで一番難しいと思われる役柄をしっかり演じていました。悲しい境遇の女性の役でしたが。あの最後の叫びも物凄く心に響いて。
元々感情を出す演技と自然な演技が素晴らしく、存在感と透明感が最初からあった広瀬すずちゃん。いいスタッフの作品に恵まれ、演技の他の要素もどんどん身になっていってるようなので今後も楽しみです。
それこそ『anone』はここまでの広瀬すずの集大成という感じがしますよね。
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anone 最終話
笑いと涙の最終回。
冒頭の中世古が陽人の話の途中で去るところからのダイジェストで始まるというのがまずポイントでしたよね。ハリカが偽札が両替機を通ったことを中世古に黙っていたこともポイントでした。
最初のハリカ1人のシーンも切なかったですよね。そんな中で警察が来てハリカは鑑別署へ。テーブルの上にケーキとお茶が用意されたままになっていたんですよね。ご飯もたくさん炊いてあって。亜乃音が準備していたんだなということがよくわかります。その中で不穏な感じでタイトルバックが出て。
持本とるい子。持本の「病院行くと名言聞かされるんで」は序盤の話(1話?2話?)とリンクしていて。状況が変わっている最終回でこの同じセリフを聞くとより刺さります。その後、持本の最期の日、かなり弱ってるのに元気だという持本と肯定するるい子の姿が何とも言えず。例の街頭インタビューが流れて持本が「好きな人を色で例えると?」という質問に”あおば” ”あおばさんの青です”と答えてる姿に涙しました。直接はるい子になかなか言えてないけど持本もしっかりるい子のことが好きだったんだなあと。
「やだ。捕まったらあんたと離れることになるでしょ。」というるい子、可愛かったですね。
ハリカと彦星。刑務官の鈴村の優しさも沁みましたね。彦星は順調に快復に向かってるようでよかったです。手紙のやり取りもよかったです。治療のためのお金、彦星は借りたようで。もらわないで借りることで一定の距離感を茉歩と保ってるということなんでしょうね。ハリカと彦星がたわいのない話で盛り上がる感じもよかったです。
ハリカと有紗の再会シーン。ラムちゃんのコスプレっぽい人がいましたが、どういう描写なのか気になりました。亜乃音のニュースを見た有紗が悪い印象を亜乃音に持ったことで、ハリカと有紗に完全に距離ができたようですね。有紗の出所をハリカは気に留めてなかったですし。結局1話で一緒にいた3人の仲は完全に裂けたということですね。
中世古とハリカ。ハリカが少しずつ中世古の荒んだ心を溶かしていくのがよくわかりました。そして陽人に中世古をハリカが会わせてという流れで。弟にもらったというカラスのキーホルダーの話を中世古がしてましたが、完璧な偽札のヒーローとして中世古が執心していたのもカラスっぽい男なんですよね。その共通点が偽札作りの動機にもなってるんだろうなと。弟と重ねたんだろうなと。
子供を殴った父親(隣の人)の話をしてましたが、自分の父親と重ねたんでしょうか。弟がもっと痛かったという話とつなげると”虐待”かなと思いますね。それから中世古は逃げてしまったという。だからこそ陽人を、そういう境遇の子供を守りたかったと。今日転んだというのは、警察に追われて転んだあの瞬間とかハリカの説得で自首を決めたことを指してるんでしょうね。海に入ろうとしたのも”逃げようとした”というのが正解でしょう。
最後の最後に中世古の優しさが見えました。
玲と亜乃音のやり取りもよかったです。また母娘としてやり直せそうでしたね。
中世古が8年の懲役を言い渡され、亜乃音が3年の刑を終えて出所(ハリカは1年以内に出所?)。亜乃音とハリカのやり取りから刑が3年だったということがわかります(ハリカについて22歳と言っている)。今度はハリカがおかえりと言い、亜乃音がただいまという逆の立場になっています。
持本がるい子だけ見える幽霊になってるのに(娘のことと一緒でるい子の想像の産物っぽい)、笑いました。しかも例の蝉のパジャマで。再び揃った4人のやり取りが面白すぎましたね。超常現象のくだりも。
ハリカの自立。最初の方と違うのは前向きな自立で。刑務官の鈴村が言ってたように、彦星とまた再会することもあるかもしれませんね。
亜乃音は玲を19歳まで育て、ハリカも19歳まで育てたという一致にうなりました。
最後は流れ星。流れ星に始まって流れ星に終わる、最高のドラマでしたね。持本もしっかり流れ星に願い事を(笑)。
中世古とハリカのやり取りの中での2人の「へぇ~」、ハリカと亜乃音の中での2人の「へぇ~」の言い方も素晴らしかったですね。ああいうシーンでの「へぇ~」の言い方の難しさというのがあって。それが3人とも絶妙だったと思います。
『anone』、終わりました。『Mother』『Woman』の坂元裕二さんと水田伸夫さんコンビで主演が広瀬すずちゃんということで期待していましたが、やはり最高に素晴らしい作品となりました。
シリアスな作品にコメディシーンを入れる時どう入れればいいかという見本のような作品でもあり。ここしかないというところしかコメディシーンは入ってなかったですよね。しかもクオリティがとても高く、不自然さもなく。これができる脚本家って残念ながら少なくて。さすが坂元裕二さんという感じですよね。
この作品でしばらくドラマの脚本を休むらしいので、残念です。いつか朝ドラもやってほしいなとも思ったりしたので。またいつかドラマの脚本もやってほしいですね。今後は舞台の脚本が中心になるんでしょうか?既に何作か舞台でやっていますし。
広瀬すずちゃんも観る度に演技上達していってますよね。元々存在感があって、心に響く演技は素晴らしかったですが。いいスタッフの作品に恵まれて、他の部分の演技も上達していって。今後も楽しみな存在です。脇を固める役者もさすがというか素晴らしかったですよね。
広瀬すずちゃんと阿部サダヲさん、すずちゃんの無名時代、『謝罪の王様』という作品で共演してるようです。
次クール。吉高由里子ちゃん主演の『正義のセ』も楽しみですね。