「ねるが眠ってる墓だよ」


「どうして…?」


「前に会ったことあるって言ってたでしょ?
ねるも会いたがってるはずだと思って」


「そっか……手合わせていい?」


「勿論」


私はしゃがみ込みしずかに目を瞑り手を合わせた

まだあの頃は中学生で、慣れない東京生活の

最中(さなか)出会った優しいお姉さん。

あの優しい笑顔の中に辛い出来事が

ねるちゃんに起こっているなんて思いも

しなかった…突然公園に姿を現さなくなったのを

当初は私が何か気に触ることをしてしまった

のだと思っていたけど…まさかこんな形で

再会するとは思いもしなかった…。



だからこそ伝えたい。


今私は友梨奈と恋人同士という関係になれて、

そしてまたあなたとこうして再会することができて、

とても幸せです。と…



出来ることならば生きている貴方ともう一度

会いたかった。


でも,それは叶わぬ思い。


今,ねるちゃんはどんな気持ちで私達を

見てくれてるのかな…?



「きっと、おめでとうって笑ってくれてると思うよ」



「え?」



「口に出てたぞ」



「え…どこから…?」



「どんな気持ちで見てくれてるかってところ」



「そ,そっか…」



「何だよ?何か他にねるに伝えたことでも

あるのかよ?」



「ふふ…内緒!!」



「何だよ,それ…」



「いつか私達が天国に行った時にねるちゃんに

聞いてみてよ!」



「それって…」



「ん?」



「死ぬまで私と一緒に居てくれるってことか?」



「……あっ…//////」



「まぁ言われるまでもないか、最初から

そのつもりだし,死んでも離すつもりはない」



「何か……重いなぁ…」



「えっ!?重い…か?」



明らかにシュンとしてる友梨奈がすごく愛らしい


最初の頃は誰も手が出せないほどに凍て付く

目つきをしていた友梨奈が今ではとても

温かい表情で優しい瞳で私をみてくれている。



「ふふ…うそ!冗談だよ??」



「なっ!!…菜緒お前…!」



「わわっ!…もう苦しいよ!」



顔を真っ赤にしたかと思えば私を力一杯

抱きしめた後



「菜緒…愛してる…私のそばから

一生離れるな…」



「うん…勿論だよ?」



私はその場しのぎの感情で返事をしたわけではない

確信があったから…







この人と一生を共にするっていう確信が…。









平手友梨奈の場合ーend
















ーおまけー



しずかに眠っていた方々


「「「「他所でやれ」」」」


ねる「お熱いね♡」