新かんぴょう | かんぴょうブログ

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栃木県でかんぴょうの卸売問屋をしています。

早くも 新かんぴょうが入荷しました

 

かんぴょう農家のU様

古希を迎え大ベテランですが かんぴょう農家では未だ若手の方です

U様方では 代々かんぴょうの生産をしており

一般家庭用の特等かんぴょうを作っております

 

「新かんぴょう剝いたから取りにきてくろ」と連絡があり 行くと

納屋の中には100個ほどの夕顔の実(ふくべ)が置いてありました

かんぴょうの原料になる 夕顔の実(産地では”ふくべ”と言います)

一番最初の実(元生り)は ツルの成長を考え 若干小さめ(5~6kg)を収穫します

 

早朝4時から剥き作業して 竿に並べたかんぴょう

これは 今日丸一日乾燥させて 明日も半日かけて乾燥し製品になります

 

3日前 24個の夕顔の実(ふくべ)を剥いて

製品になったかんぴょう 4,5kgありました

 

「初取引だから ご祝儀相場で買ってくろ」と笑い飛ばしており

現金を払うと

「こんなにお金になるのか かんぴょう様様だな 

 今年も頑張っぺ」と嬉しそうです

 

かんぴょうの取引は現金支払いが建前です

生産農家さんも かんぴょうは高値が続き 反収では米の約7~10倍の現金収入になるので

張り切って作っておりますが

かんぴょう生産は全てが手作業と 早朝(3~4時)からの仕事になるので

生産者の高齢化もありますが その重労働で近年は生産者が激減しております

 

夕顔(かんぴょう)のツルも今のところ順調に育っているので

今後も穏やかな天候に恵まれ 今年こそ”大豊作”になって欲しいと願っております