古箪笥を整理していたら 昔懐かしい新聞が出てきました
思い起こせば 韓国でかんぴょうの生産を始めたのは
昭和48年(1973年)の「トイレットペーパーが無くなる」等と騒いだオイルショック時
かんぴょうの値段もそれまでの5倍以上に値上がりし
”かんぴょうは儲かる商材”と 大阪の某業者が昭和49年(1974年)栽培を始めた
昭和51年9月27日(木) 食料タイムス
当初は 「何百トンの生産がある」との事で
栃木県の業者も危機を感じ 組合員30名が1976年に視察団を結成して現地見学をしましたが
生産方法も未熟の上 商習慣の違いによる悪荷等の問題で2~3年で撤退になりました
この新聞は 当時の韓国かんぴょうの実情の記事です
かんぴょうの海外での生産は
1970~71年に台湾で栽培したのが始まりですが
気象条件が合わず2~3年で撤退
その後韓国も2~3年で撤退
1976年 フィリピンで試作したが 農民の労働意欲が無く2年で撤退
1978年 中国で試作が始まり現在に至る
1989年頃 タイで生産を開始したが 品質問題で5~6年で撤退
その後 インドネシアやベトナム で生産を試みている