中国産食品の安心、安全面での疑念は
昨年1月30日食中毒事件になった、「中国毒餃子事件」
が大きな要因でありますが、それ以前にも
「ほうれん草に農薬の残留があった」とか
「いろいろな食品やオモチャまでにも違法薬品を使った」等々
あり、中国食品は敬遠されておりました。
残留農薬の問題や、違法薬品使用の件は、その後
前回にも書きましたが、中国衛生局始め、関係機関が真剣に取り組み
農産物生産(かんぴょう生産)には、生産履歴(トレサビリティー)
をしっかり取っておりますので、「残留農薬」、「違法薬品」の
件は改善されております。
問題は、「毒餃子事件」です。
この事件は、「故意に毒を入れた」もので、
中国当局が、いち早く犯人を捕まえて、中国製造工場の
責任、過ちを認め、真相を明らかにすれば、
中国食品の信頼も、取り戻せたのではないかと思います。
しかし、未だにうやむやの立場で、責任を認めておりません。
その、在庫になっている毒餃子を横流しして、
それを食べた人が、食中毒を起こしているのに、
まだ「日本で注入した」と言っております。
昨年「毒餃子事件」が勃発した頃、中国へ行っておりましたが
中国の、発表はすべて、「日本で毒を入れた」でした。
普段、日本びいきの友人までもが、その当時は
「日本で入れたのでしょう」と真顔で言っておりました。
今回の、「横流し毒餃子事件」は、中国では一切
ニュースになっていないとの事です。
中国当局も面子があるかもしれませんが、
いち早く、中国の非を認め、謝罪しなければ
中国食品の信頼回復は、出来ないと思います。
つづく