東洋医学の治療法には漢方薬 養生 気功 整体 薬膳 鍼灸があります
3月ごろから増えたお悩み
耳鳴り
コロナ禍で一番増えたと言っても過言ではないほど耳の症状を訴える方が多いです。
自称、耳専門家の薬剤師のyasuminですが
低温障害型感音難聴を患い5年になります。
初期の症状として耳鳴りやめまい、耳詰まりには悩まされました
現在は漢方薬と養生でかなり回復しています。
耳は完治は難しいと思います。
日々、歳を重ねて行くわけで
正常の耳でも聴力は衰えて行きます。
私の場合、無理をすると耳鳴りで警笛がなるので
無理しないでね と教えてもらってありがたいくらいです
春に耳鳴りが増える理由はあります
冬は万物が動きをひそめてエネルギーを蓄える季節
木の芽の季節と言われる春は活動を始めます。
➡エネルギーをたくさん必要とするので身体が疲れやすく
自律神経が乱れてしまいます。
体のだるさ、頭痛、肩こり、胃腸障害を起こしやすい季節なのです
東洋医学で考えると
春は解毒・排毒の役割や自律神経のバランスを調整する役割がある肝の負担が大きくなります。
温かくなることで陽が盛んになることで肝の気が高ぶりやすくなり
肝の気は上昇しやすいので症状は頭部や感情の高ぶり、血圧の上昇として現れます。
肝は気、血がスムーズに動くように調節する役割がありますが
感情や自律神経と関係し
ストレスによる影響を受けやすいのです
耳は自律神経が集まっている場所
東洋医学では耳は腎とつながっているので年齢と共に衰えて行きます
春は耳にとってバランスを崩してしまう嫌な季節なんです
耳鳴のお客様には漢方薬と
麝香(じゃこう)の入った金の玉を購入いただきました。
じゃこうは動物生薬の中でも発汗・発散の作用が非常に高い
この時期にピッタリだと思います。
同時に養生をプラスしなくてはいけません。
春野菜の春菊や菜の花、たけのこ
旬の野菜は気を増やすには大切です。
気とはエネルギー
目には見えない電流の様な物ですが
とても重要な物です。
気には先天の気と後天の気があり
先天の気は両親から受け継いだ生まれ持った力
後天の気は天の気と地の気があり
天の木は呼吸から取り入れられ
地の気は食べ物から吸収します
なので、綺麗な空気を吸って
旬の新鮮な野菜を食べると気が増えるんです
気は先天の気が年と共に減ってしまうので
後天の気を増やすしかない
肝には酸味が良いのですが
春はのびやかに毛穴まで外向きに手足で伸びをするイメージ
酸っぱい食べ物はちじこまってしまうのでほどほどにしましょう。
またアロマやハーブの香りがおすすめ
気が巡るので
イライラを吹き飛ばしてもらいましょう
and Leafからは
鎮静茶をおすすめしました
緑茶ベースで菊花とマイカイ花が入っているので見た目にも癒されるお茶です。
肝の疲れで目にも影響が出てしまいます。
肝の熱を冷まし、気を巡らせ、血を補う
イライラする春には特におすすめです
耳の不調のある私にはピッタリ合うのです
4月、5月、6月は養生しながら不快な時期を乗り越えましょうね。