薬の飲み方をテレビで紹介していましたが、ヘェ〜知らなかったと反響があったので解説しておきます。
テレビ📺の放送内容です
食後の薬→何か食べてから飲む
実はそれ間違っています
現在は薬が進化しているため空腹時に飲んでも胃は荒れることはほとんどない。
では何故、今だに食後と書かれた薬があるのでしょうか?
食事と書いてあると毎回、同じ時間に薬を飲むので飲み忘れを防ぐことができるからです。
この説明ではやはり不十分です。
解熱鎮痛剤(ロキソニンなど)を服用する時は空腹時にのむと胃を荒らす恐れがあります。
他にも服用する時間が影響する薬はたくさんあります。
高脂血症の薬で空腹時に飲むと吸収が悪くなる薬もあります。
その場合は必ず食後にしないと薬の効果が十分発揮できません。
油に溶けやすい成分は、食べ物の油脂分に溶けて吸収されやすくなるので食後に服用するのが良い薬はあるのです。
病院から処方された薬なら薬剤師が説明してくれるはずなので心配はないと思います。
飲み忘れたからと二回分をいっぺんに服用してしまうのは
あと、西田薬品店でお出しする薬では漢方薬
配糖体といって糖がくっついている型の薬は、腸内細菌の力でこの糖を取ってもらって吸収しやすい型にしてもらうため、空腹時に服用する方が良いのです。
漢方薬は体に優しいイメージがありますが、敏感な方は胃腸障害を感じることもあります。
鼻炎薬のビラノアは空腹時に服用。
薬の吸収率が変わると薬の効果が弱くなります。
テレビで今の薬は胃を荒らさないから、いつ飲んでもいいと言ってたと、勘違いしてしまわないかと心配になります。
📺
①薬は上を向いて飲む
カプセル💊は上を向いて飲まない方が良い薬なんです。
カプセルは水に浮くため、薬が口の中で浮いてしまう。
上を向いて飲むとカプセルだけが残ってしまってのどに張り付く恐れがあり、荒らしてしまうことがあります。
カプセル💊は下向きで飲むのが良い
②風邪薬と栄養ドリンクを一緒に飲む
栄養ドリンクに含まれるカフェインに問題があります。
そもそも薬にカフェインが含まれているものが多いのですが、栄養ドリンクにもカフェインが含まれているのでカフェインの摂り過ぎになり、頭痛などの副作用を引き起こす可能性があります。
薬をお茶やコーヒーで服用する
水は硬水より軟水で服用する
硬水に含まれるミネラルが結合するため、薬が吸収されないことがある。
薬を服用している時はお酒は控えましょう🍶
ユンケルが流行ったバブルの時代は2000円もする栄養ドリンクが売れました。
その名残で体調が悪くなると栄養ドリンクと一緒に風邪薬を飲む方はおられますが、一時的に疲れを感じなくなったり痛みが軽減したりはあります。
しかし、カフェインが切れると脳血管への作用がなくなり頭痛が悪化してしまいます。
カフェインは摂りすぎるとカフェイン中毒になる危険性もあるのでおススメしません。
風邪の時は漢方薬や免疫の上がる薬で自己治癒力を高める方がよいのです。
③目薬を冷蔵庫で保存する
成分が凍結することがあるので注意する
日の当たらない常温の暗所で保管する
使用期限が書いてあるが、これは開封まえの使用期限であり、開けてしまったものは1週間から1ヶ月で使いきりましょう。
これも説明不足ですね。
病院で処方される目薬は防腐剤の入っていないもの。
早く使いきるものです。
市販の薬店で売っている目薬には防腐剤が入っています。
目薬の成分はほとんど「水」なので細菌が繁殖したり、品質を保つために防腐剤が入っています。
使用の仕方で使用期限は変わります。
1ヶ月から3ヶ月まででしょうか?
夏場は冷蔵庫に入れてもいいと思いますよ。
凍結したものは使わないでくださいね。
テレビでの説明はイマイチ中途半端
分からない事は薬剤師に直接聞いてくださいね