こんにちは。Gonfoxです。

 

今日は、急遽、Hungaroringの解析です。

LFMのseason15のライセンスコースと発表になりましたので。このコースはM4で1.8のときの記事がありますが、またアクセスが増えてきましたが、1.9で各車の挙動もかなり変わりましたので1.10で皆様の参考になるよう、今の私の実力で書き直しました。

 

 タイムレコード(1/1)の記事をご覧になられた方はご承知のとおり、私はLFMライセンスを取ろうとして、昨年、初めてチャレンジしましたが、神経痛もあり、もう少しで挫折したコースで、今は、既にLFMライセンスは持っておりますが、リベンジということですw。マスタングでは1時間ちょいで全ラップ有効でクリアしましたが、なにせ、どビギナーの時に26時間、M4で泣いてコース覚えてましたからw。

 

※概ねの各コースのLFMライセンスタイムは1/1記事に一覧にしてあります。

※LFM及びライセンスについては文末にリンクを張っておきますね。

 

 

<Hungaroringはライセンスには難コース>

 

で、ビギナーの方へのアドバイスですが・・・・「今回は止めとけw」。

 

 まあ、無理に止めはしませんが、たぶん、ライセンスを取るには一番むつかしいコースで、敢えてここでチャレンジしなくてもと思いますので。で、「止めとけ」だけでは、説得力がないので、どビギナーの私もチャレンジして、そのときは知らぬが仏で、知らずにやったのですが、なぜ、難しいかを今は分かるので書いときますね。

 

ここは他のコースに比べると直線が相対的に短く、連続したカーブやシケインがある「テクニカルコース」といわれるようなコースです。

 

①LFMのライセンスの基準タイムはその時のLFMリーグでのレースで出た最高タイムを元に、それを1.07倍したタイムなのですが、こういうテクニカルコースはプロとの技術の差が非常に出やすく、そもそも、このタイム自体が厳しい基準となります。(ベタ踏みだけならプロもアマも関係ないですよねw。)

 

②ビギナーの多くは操作の易しいFRを乗っていることが多いですよね。ところが、こういう曲率が大きな狭いコーナーはアンダーが出やすいFR(私はM4だった)には不利です。ミッドシップの切れのあるステアなら曲がれるのに、四苦八苦します。曲がりきれないとコースアウトで無効ラップ、曲がるために前輪荷重を掛けて、スピードを落とすと基準タイムに届かないってジレンマです。

 

③ビギナーの方は(スピンしやすい)e-spoセットアップを使ってない方が多いと思います。しかし、ACCデフォのアグレッシブ(ましてセイフ)セットアップは非常に曲がりにくいです。例えばマスタングでBBブレーキバランスが下のセットアップはBBは48.5ですが、アグレッシブでもBB59.0です。55を超えると安定する代わりに、かなり曲がりにくいです。これも②と同様のことになります。※

 

※ビギナーの方で、このコースはオススメしませんと書きましたが、若い方ですと、短い時間で上達して、アグレッシブで近いタイムを出されている方も見えるとは思います。ビギナーの方は車種変更の可能性が高いので有料のsetupを購入するのはこの時点では躊躇されると思いますので、参考までに、無料のものを記事末尾にリンクを張っておきますね。

 

 

 まあ、そうは言っても、FRのアグレッシブセットアップでクリアできないことはないです。ここをクリアーできるならどのコースでもいけますから自信を持っていいです。全コースクリアは時間の問題ですよ。

 

 LFMも意地悪といえば、そうなんですが、はっきりと、「Monza,ニュル、Spaばかりじゃいかんよ」って特定のコースに人気が偏る傾向に対して、スタンスとして、敢えて難しく人気のないコースをライセンスに設定してるわけですから、それはそれで1つの見識かと思います。

 

ということで、チャレンジされる方用に、今回、書いてみます。

 

 

今回も、前提(ギア段とかブレーキポイントの相違等※)説明は省略で、いつものようにDel Fanteさんの動画を解析します。TC4に落とすコーナもありますが、基本は変わらず、TC5、ABS2、MAP1、BB48.5ですね。

 

※M4の方には以前書いた1.8ですけどM4のコース解析記事がありますが(車種、ドプロドライバーもですが。1年前のどビギナーである私の理解もかなり浅いので)、かなり違います。フェラーリ等ミッドシップとはいずれにしても大きく違いますので、今の1.10動画で、ご自分の車種の解析をされることをオススメします。

 

 

 

 

 

 

C1

レイトアペックス。

直線は少ないとは言え、逆に言うと少しの短い直線の前でも加速を少しでも確保する必要がある。

①左側ギリギリを走り、100m看板手前125mあたり(白線の消えかけの位置で覚える)でフルブレーキ→シフトダウン5→4→3速。

②左の監視小屋が近づいたら(右の白屋根あたり)から右にステアをゆっくり切って、C1を外から巻くこむように近づく。3→2速。

コース中央で2→1速&トレイルブレーキへ。ブレーキを緩めるタイミングが遅れると一気にタイムを失う。

④ちょうど車体が90°より少しだけ曲がった地点で左輪を紅白にのせて曲がりつつ、5番小屋が正面に見えるところが頂点。過ぎたら直ぐに(コース外側に車体は向いているが)フルスロットルへ踏み込んで外に出ていく。

⑤加速が十分なら左輪が紅白をギリギリ踏んでコースに戻る。これ以上は踏み込まないこと。踏み込み過ぎていたら、トレイルブレーキでの回頭が不十分。

⑥ゆっくりコース右側につけるようにフルスロットルで加速。1→2→3→4速。

陸橋をくぐったら完全に右側白線ににつける。

 

C2

このコーナーは非常に難しいダブルアペックス。C3の入口加速を決めるので出口角度が重要。

ここは、Del Fanteの特異な走り。ダブルアペックスといえばそうなのだが、見ると、全く内側の紅白路側に接してない!最近は敢えて接しない走り方がF1であると聞いたたことはあるが、ここで見るとは思わなかった。おそらくは距離の短縮より周回速度の維持を重視する走りなんだが、真似して良かったらどうぞ。普通の接するダブルアペックスとは走りの好みで、どっちでもタイムは変わらないと思います。

紅白路側直前(1車体前)でフルブレーキしゆっくりハンドルを切り始める。4→3速。

コース中央で3→2速&トレイルブレーキへ。

巻き込みようにC2を回りながら徐々に近づき、1回めの最接近点(白線から1mくらい離れている)は内側の広い白が始まった地点と左の監視小屋の中間地点。正面には5枚ある看板の真ん中の白が見える角度。

④いったん、薄く離れて、少しのブレーキを入れターンしてもう一度内側に近づく。

監視小屋を過ぎてすぐ、5枚の最後の白看板が正面に見えたら、大きくステアを切りながら一気にフルスロットルへ。(ここをスピンしないで踏むのを練習)

⑥ステアを切ったまま、右の路側の緑が切れるところが、2回めの最接近点(概ね車体半分くらい白線から離れている)前方にテントが見える。

⑦フルスロットルで進むが、右の紅白には乗らず、コース中央で左に戻り始める。

ここが合っていないのは前の曲がり方が違うということ。右に大きく膨らむとタイムロスになるので注意。

 

C3

このコーナーはスロットルはフルのままで戻さないこと。戻しを強制されていたらラインが違うということです。

左の紅白が終わってすぐにコースの左4/10あたりで、反転し右にステアを切り始める。2→3速。

Pirreliの看板の右側が見えるときが頂点で紅白路側に右前後輪が乗って通過する。それ以上中には入らないこと。

③そのままフルスロットルだと左の紅白路側帯に右輪がギリギリ乗っているくらいで踏み込んで、紅白の向こうのグレーで戻ることになる。3→4速。

 

 

C4

①右の紅白路側直前でフルブレーキし、紅白に右輪を乗せる。

(紅白路側は半分くらい通過して)直ぐにC4に向かいながら4→3速&トレイルブレーキ(コントロールが乱れるなら紅白路側に乗らなくてもOK)

③紅白の内側の白い部分の半分を左前後輪がカーブしながら通過する。

通過しきってからフルスロットルへ。

⑤左輪がギリギリ紅白に乗せてコース内にもどる。

 

C5

トレイルブレーキの減速し過ぎに注意。レイトアペックス。

①左の監視小屋のやや右の方向に進んで左の青緑タイヤバリアーが切れる直前にフルブレーキ&3→2速。

右の赤が切れるところで右に反転して、トレイルブレーキしつつC5に向かう。

薄いスロットルで小回りで回り込みながら、正面に旗掛け?が見えるところが頂点。内側白に接するくらいで。フルスロットルへ。

④そのまま左の紅白路側の外に左輪が踏み込んで、ちょうど路側帯の切れ目でコースに戻る。2→3速。

 

C6

初心者に厳しく、コース最重要のシケイン。ここで無効判定喰らわないようにならないとライセンスには挑戦できない。紅白のブロック1つ1つを数えてください(チェイスビュー確認)。改めてボンネットのどこがタイヤの通る位置か確認して通過しましょう。

 

紅白路側直前にフルブレーキし、3→2速。直ぐに紅白路側に左輪を乗せる。

②左の15番監視小屋のところから右にステアを切り始める。直ぐにトレイルブレーキへ。

③C6では完全に左輪が紅白に乗る。右輪は手前から2つ目の赤の左端から入り、中の尖った□赤の外側(右側)を踏み、また出口の向こうから2つ目の赤の左端を踏んで出る感じ。出た地点ではステアは完全に中立に戻っている。

スロットルは紅白を踏み始める時にハーフスロットルに、出た瞬間にフルスロットルにする。

 

C7

④フルスロットルのまま、やや左にステアを切って、車体左側がちょうど白い部分の上を通過するようにする。左輪は2目の赤に入り、トンガリの中央左を踏んで、最後の赤の右端を僅かに踏んで通過する。

出るところでは車体(左輪)は白から左のグレーにはみ出ている右輪は紅白から白に入っている。フルスロットルででるにはこの角度が重要なので動画で確認すること。

⑤そのまま右の紅白に乗らないギリギリまで行って、そのまま進む。

 

C8

レイトアペックス。

①看板ゲート(100m)から紅白の先(0m)の中間50mで8分ブレーキ。

トレイルブレーキしながらC8へ。内側白の始まりのところから紅白を踏みながら、白の最後のところが頂点。スロットルは紅白に入ったら開け始め、頂点を過ぎたらフルスロットル。

③そのままで、右の紅白に行かないようにコース中程まで戻す。

 

C9

レイトアペックス。

①僅かに進んだら前方の細いオレンジの方向に進む。

右の紅白が切れたらハーフブレーキ。コースの左4/10くらいからトレイルブレーキでC9に近づいていく。

右の紅白の奥1/4位が頂点。林の間に3人の白い人間?が見える。フルスロットルへ。

④そのまま、左の紅白路側に右輪がギリギリ乗せて、コースに戻る。2→3速。

 

 

C10

ここはフルスロットルのまま行ける。戻しちゃダメ。戻してたら、たぶん、内側紅白路側に乗せてない。

コース真ん中を進み、左の芝が切れたら左にゆっくりステアを切る

②左の紅白の始まりで左輪を乗せ、カーブから直線になるところでコースに出る。

 

 

C11

レイトアペックス。

出たら直ぐに左に反転し、C11の外側の紅白の始まりの地点で車体をコースと平行にし、フルブレーキ。

紅白の中央辺りから直ぐにトレイルブレーキしつつ、ステアを切りC11に向かう

電力鉄塔が正面に見えたら7分~フル加速。

④鉄塔に右の大きな木が正面に来た時に紅白路側を踏みつつ頂点。

⑤フルスロットルで、そのまま、左の紅白にギリギリ右輪が乗せて、コースに戻る。

3→4速。

 

C12

ここもトレイルブレーキでの減速し過ぎに注意。

100mでフルブレーキ&4→3速

②左の紅白の右側に左輪を乗せて進む。3→2速。

紅白の半分を過ぎたら右のC12に向かいステアを切りトレイルブレーキへ。

内側紅白に乗り、正面に監視小屋が見えるところが頂点。

⑤頂点を過ぎたらフルスロットルで、左の紅白路側に踏み込んで右輪がギリギリ紅白に乗ってコースに戻る。

 

 

C13

看板ゲート過ぎた地点で右の紅白路側ギリギリに車体を持っていったら、フルブレーキ&3→2速。

直ぐにトレイルブレーキ&左にステアを切り、Nvidia看板の方向に向かいながら回り込む。登り坂なのでブレーキは極力薄く。

正面にPirrliのテントが見えたら加速開始。

24番監視小屋が正面に来たときが頂点で紅白にタッチし、フルスロットルへ。

⑤そのまま、右の路側帯紅白にタッチして反転。

 

 

C14

①左の監視小屋に向けて加速。

近づいたら白線に触らずに反転し、すぐにトレイルブレーキ

車体幅くらい右に開けながら回り込むようにカーブしていく。右にタイヤバリヤーがあるところからはスロットルを5分くらい開けて加速。

④内側の2つ目の緑くらいで最接近。接しなくても良い。フルスロットルへ。正面には25番監視小屋が見える。

⑤そのまま、左の路側帯に紅白に右輪がギリギリ乗って、コースに戻る。2→3→4→5速。

 

 

いかがだったでしょうか?

ビギナーはアンダーステアではみ出すのをなんとか戻そうと四苦八苦すると思います。もう少し経験した初心者の方は、そこまで、シケイン以外はコースオーバーはしないけど、タイムが・・・て方が多いのではないでしょうか。こういうのは、微妙なところ(多分、頂点の取り方と加速開始地点、コーナーの出口が次コーナーの入り口にきっちりあっているか)ができてない証拠ですので、ゆっくり改善点(ミス)を探してください。では、幸運を!

 

※LFMとライセンスは下記過去記事参照してください。

 

 

 

 

※無料の動画付きsetupのリンク

 

上で書いたBB(ブレーキバランス)もそうですが、動画で正面や横から車体を見た場面が出てきたら、車体の前後の傾きを見てください。たぶん、人にもよりますが、概ね、あなたのものよりFRは前傾姿勢でアンダーを消すようになっているはずです。こういうsetupが標準になるわけですね。

 

 

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