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洋楽・散歩

1950年代の軽音楽・映画が大好きで
以前は「洋楽三昧」というタイトルをつけていたのですが
最近はお気軽散歩がメインになっています


ナット・キング・コールの歌は リアルタイムで 
アメリカン・ポップスやラテンナンバーを沢山聴いてきたのでお馴染みですが
今では30年代~40年代のピアニストとして活躍していた頃のアルバムも沢山揃いました

中でも レスター・ヤングとの共演アルバムなどは 感涙ものです

ピアノ・トリオというスタイルを定着させた初めてのアーティストだそうですが
50年代にはヴォーカル専門でしたから 有名なピアニストだったことを知って驚いたものです

私は知らなかったのですが 1956年に 今日取り上げたジャズアルバムを発表しています
ピアノの弾き語りだけに 彼の魅力が倍増された感じで大のお気に入りアルバムになっています


以前 ホームページに書き込んだ記事を ここに転記してみました

▽ 「Nat King Cole and his trio  After Midnight」:1956年



ソロ・シンガーになってから、珍しい、
ジャズ・フィーリングたっぷりの、弾き語りのアルバムです。

ピアノもヴォーカルも、一段と洗練されていて、
くつろいだ雰囲気に満ちています

・「You Can Depend On Me」
 ハリー・スィーツ・エディソンのミュートと、キング・コールの歌が、
ゆったりしたテンポで、くつろぎを与えてくれます。

・「Candy」
 リー・モーガンで有名な曲ですが、ここでも、レイジーな雰囲気が十分伝わってきます。

キング・コールのシャレたピアノ・ソロ、効果的なエディソンのトランペットのレスポンス、
ジョン・コリンズのギターも心地よく、当然、コールのヴォーカルも良く、
このアルバムでも上位のナンバーです。

「Candy」

 


♪・「Sweet Rorraine」
 得意な曲を情感たっぷりに歌うコールの これはベストです。
ミュート・トランペットも 粋で この歌の雰囲気を一層効果的に表現しています
最も気に入ったナンバーです

「Sweet Rorraine」

 


・「It's Only A Paper Moon」
 軽快なリズムに乗って、コールの歌も弾んでいます
トランペット、ギター、ピアノのソロも気持ちよくスィングし
軽やかな気分にさせてくれる素晴らしい演奏です

・「Route 66!」
 これも、前曲同様 スィング感がたまらない お気に入りのナンバーです
コールのピアノは、モダンなフレージングで 歌だけではない魅力です
ここでのエディソンのトランペットも 実に効果的です。

・「Don't Let It Go To Your Head」
 3大アルト・サックス奏者の1人 ウイリー・スミスが参加しています
軽快な歌と サックスによるスィンギーな演奏で ゴキゲンといったところです。

・「You're Lookin'n At Me」
 落ち着いたリズムに乗っ 、コールの歌が優しさに溢れています。
アルト・サックスが ここではソフトで暖かい音色に終始していて 意外です

・「Just You, Just Me」
 ややアップ・テンポで ピアノ、サックスがスィングしています。
ここではやや力強いサックスですが それでも曲のイメージを壊すほどではありません

・「I Was A Little Too Lonely And You Were A Little Too late」
 コールの弾き語りの見事さがここでも楽しめます
さらっとした歌い方と ピアノ・タッチがオシャレです

・「Caravan」
 デューク・エリントン・ナンバーで
ファン・ティゾールが ヴァルブ・トロンボーンで参加しています
アップ・テンポを ドラマティックに歌いあげている といった感じです。
ピアノ・ソロでのコールもかなりの熱演で コンボながらスリリングでエキサイティングです

「Caravan」

 


・「Lonely One」 「Blame It On My Youth」 「What Is There To Say」
 ヴァルブ・トロンボーンの憂いを込めた音色が コールの情感表現とマッチしていて、
侘しげなムードが増幅されます
 
・「Sometimes I'm Hppy」 「I Know That You Know」 「When I Grow Too old To Dream」 
「Two Loves Have I」
 折角馴染みの深い曲を ナット・コールが熱演しているのですが、
スタッフ・スミスのヴァイオリンが入っている為 ジャズの香りが無く 好きになれません。

 共演者が4人変わって、雰囲気も違うのですが アルバムを通して、
ナット・キング・コールの アーティストとしての素晴らしさを実感します

 私の好みでは ハリー・スィーツ・エディソンとの共演の作品が一番好きです

カウント・ベーシー楽団では バック・クレイトンのほうがより好みなのですが、
スモール・コンボでのミュート・トランペットでは
名のとおりスィートな味が良く出ていて素晴らしく
キング・コールの歌、ピアノにも文句無しにフィットしています

 夜のひととき、安らぎを与えてくれる貴重なアルバムです

このアルバムは ヤフーボックスに入れてありますのでどうぞ~
https://yahoo.jp/box/RDopjc

この記事の次に 
ヴォーカル・アルバムとして大ヒットした 「Love Is The Thing」もあるのですが~ 
私の編集した「ナット・キング・コール/ ベストオブ(ポップス、ジャズ、ラテン)」
にアルバムの代表曲をいれましたので いつかこちらの方をとりあげようと思っています