さて、今回から、いよいよ、交流分析(TA)の7つのジャンルを一つずつお話ししていきたいと思います。
で、まずは、自我状態と、その構造分析についてです。
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自我状態というのは、思考・感情・行動の基になっている心の状態のことをいいます。
うん? ちょっとわかりづらい??
例えば、
同じ人でも、場面場面によって別人のような反応をすることがありますよね?
皆さんだってそうでしょう?
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部下や、後輩や、学生や子供を相手に、指図したり、やり方を教えたり、庇ったりするときには、親のような心で考え、感じ、行動をしていることが多いかと思います。
このようなときには、
私たちは、「P(Parent)=親」の自我状態にあるといいます。
ただ、「P」は別に実際の親に限ったことでなくて、お子さんでも、弟妹に対して、或いは、時に落ち込んだり、病に臥せっている親や祖父母に対してを、「○○しなきゃダメよ!」みたいな口をきくこともあるでしょ?
あれは、お子さんが「P」の自我状態にあるのですね。
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次に、
仕事の交渉や依頼などでは、皆さん、多分、ビジネスライクに5W1Hを確認しながら進めているでしょうし、
あるいは、社会生活をうまく回すための、定型的な挨拶をするときなどは、
「A (Adult)=成人」の自我状態にあるといいます。
「A」は、今、ここで、情報を集め、事実を客観的に見て、論理的に考えて判断している心の状態ですね。
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一方、
宴会や旅先で、友人や恋人たちと、童心にかえってはしゃいでいるようなとき、
或いは、一時代前の米国ドラマ「アリー マイ ラブ」ではありませんが、失敗したり、落ち込んで、自分の心がちっちゃくしぼんで、幼い子どものように怯えてしまっているとき、
こうしたときは、「C(Child)=子ども」の自我状態にあるといいます。
戦場の勇士が、歯医者さんを怖がったなんていう話もありますが、こうした場合も、
歯医者さんでは、勇士の姿は何処へやら消えて、子どもみたいな気持ちになっているのでしょうね。
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このような3つの自我状態「P」「A」「C」が、私たちが誕生して以降、どのように形成されてきたかをみていくのが、自我状態の「構造分析」と言われるものです。
ちなみに、
私たちは「C」の自我状態だけでまず生まれてきます。そりゃそうですよね。
そして、
親や養育者、周りの人たちの影響のもと、本人の気質も影響して、
「C」の自我状態は、3歳くらいに基礎ができて、6歳ごろにほぼ完成するとされています。
そう、いわゆる、「三つ子の魂百歳まで」です!
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「C」の次にできてくるのは、「P」なります。
これは、親や周りの人たちの、言葉以外のメッセージや、言葉によるメッセージを取り込んで、
つまり、彼らの価値観を借りてきて、形成される感じ方、考え方、行動パターンです。
ほら、ときどき、あれー、親と同じことしているなあ、同じこと言っているなあ、嫌だ~・・・みたいなときあるでしょう?
それは、「P」の自我状態にファイルされたものが働いているときなのです。
私たちも 「AI 人工知能」じゃあないけれど、成長過程で、こうした周りからの知恵や価値観を取り込んで、身につけていくのですね。
で、12歳くらいには、この「P」へのファイルはほぼ完成するといわれています。
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そして、最後が、「A」の成人の自我状態です。
先ほどもお話ししましたが、
「A」は、「今、ここで」の問題を適切に対応するために、
必要な情報を集め、客観的事実をつかみ、論理的に考えて判断していく働きを持ちます。
これは、「C」や「P」が「過去の記録や記憶」であるのと大きく違う点です
その「A」の発達は、
「ごっこ遊び」や各種の学習を通して、少しずつ身に着けていきます。
「A」も12歳くらいにほぼ完成しますが、「P」と違うのは、
その後も、生涯にわたって、学習や経験から発達、拡大をし続けることです。
まあ、「AI(人工知能)」が、開発者に初期入力されたことだけでなく、自ら徐々に学習し、才能を発展させていくのと似ているのかもしれません。
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というわけで、おさらいすると、
3つの自我状態「C」→「P」→「A」がどのように形成されていったのかの視点から、パーソナリティを分析するのが、構造分析です。
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なお、これら3つの自我状態に良い悪いはなく、それぞれが関係しあっており、
私たちは、目まぐるしく、この3つの自我状態を移動というかワープしています。
ほら、今さっきまで、怖い顔して子どもを叱っていた母親が、来客があると、嘘のように、優しい素敵な笑顔に変わったとか。
皆さんも体験あるのでは?
そう、これは、母親の自我状態が、PからAに瞬間移動したのですね。
そのときどきに、適切な自我状態に移行して、それぞれの自我状態がバランスよく働いてこそ、社会に適応して、健康に暮らせるというわけなんですね。
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では、次回は、自我状態の「機能分析」のお話しをするといたしましょう。
結構有名かなと思う、「エゴグラム」というのは、「機能分析」の一部です。
