行動ファイナンス
昨日の日経新聞の2面か4面の右下に書いてあった気になる記事の話です。
行動ファイナンスとは
もともとは
これまでの金融市場をめぐる経済理論において、支配的となっていたものは「効率的(効率性)市場仮説」です。かの有名な金融理論に代表されるように、「人間は、利益の追求のみを目的として常に合理的に行動する」とされていました。そこでは投資家は常に十分な情報を持っていて、いつも正しい行動をとる存在として扱われていました。したがって、経済が過熱して株式市場がどんなにバブル的な動きを示しても、それも人間の合理的な行動の結果であると仮定されていました。
という、合理的人間の考えに反して、
「実際には人間は非常に感情的な動物だ」
カーネマン博士とトヴェルスキー博士は「認知的利用可能性」についても実証研究を行いました。この理論は、意思決定を行う人間は、そのイベントに関する実例が多ければ多いほど、そのイベント発生の確率を高いと見る、というものです。これを逆に言えば、人間は記憶しておくのがむずかしい、あるいは発生の可能性が低い情報は無視することで、複雑さを取り除こうとする傾向がある、ということになります。
たとえば株式市場の暴落を経験したことのない投資家は、そのようなイベントの経験がないために、株式市場が暴落するというリスクを、実際に経験したことがある投資家よりも低く評価することになりがちです。このような「認知的利用可能性」に影響を与える要因として、暴落の経験のような「頻度」とともに、イベントの「新しさ」、「顕著さ」、「鮮烈さ」、「感情との調和」があるとしています。
そこでは株式投資に直結する「損失回避の動機」という分野でも、大きな研究成果を挙げつつあります。それは投資家は、ポートフォリオの資産価値の上昇よりも、下落に強く反応するというものです。損失を被ったときの痛みは、利益の時の喜びよりもはるかに大きく強くなります。
(太字は以下のHPより抜粋・引用
http://manabow.com/qa/a_finance.html
より)
なかなか興味深い分野ですね。
他にも色々な面で心理学の要素がとりこまれているようですし、これからも多くなってきそうなイメージを抱いてしまいました。