③映画「月」外からわからない状況 | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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劇場公開日:2023年10月13日 144分


⚠ネタバレが気になる方へ

読む場合は自己責任でお願いします



⬇続き投稿です







相模原障がい者施設 やまゆり園 殺傷事件の

再現(殺戮)描写がある作品の 感想です




以下を読む場合は

自己責任でお願いします




  ⚠ ご注意下さい



⚠ 作品で描かれた描写に対して言及

⚠ 実際施設が、どうであったか

⚠ 施設がこうですでは、ありません





  施設内の問題





シーン1

さとくん(磯村勇斗)が持つ紙芝居⬇は

彼が1枚1枚描制作した作品でした





そして、重度障がい者に

読み聞かせをするさとくんに対し 


「あいつらには何の意味もないんだよ」


「お前もあっち側(障がい者)か?」



紙芝居を破り捨てた男性職員達




シーン2


男性職員達が泣いて嫌がる障がい者に

暴言を浴びせ乱暴につかみ、引っ張る


「面倒くせぇな、手間かけさせるな」




シーン3


異臭を放つ部屋に放置された、重度障がい者〇〇さん。糞尿を垂れ流し便コネしながら、自◯行為をしていた


衝撃で絶句したさとくんのアップ



シーン4


暗闇の中部屋に入り.懐中電灯の光を

重度障がい者の目の前で、しつこく

ちらつかせる、男性職員をとがめると



「こうやると(重度障がい者に)

てんかんの発作が起きるんだよ

オモシロイよ」 と悪びれない



「いいんですか?所長に報告します」


と警告しても


「マジになるなよ、皆んなやってるよ

堅く考えてるともたないよ」


もはや良心に訴えても鬼畜には無駄



  職員の気持ちの変化



重度障がい者への虐待は



・外からは、見えないから、わからない


・内からは、訴えは無視されあしらわれ


・当人達は、被害者でも、重度障がいで

被害を認識し告発する事が不可能である




虐待側に立たない職員は


この問題に嫌悪や怒りを持ちながら

見て見ぬふりを続けて、疲弊して

結果心を病んで辞めていく



さとくんの場合は


強い怒りと憤りが、正義感と使命感を

募らせていき、あの凶行に及びますが



実はさとくんの人間性に

問題がある描写は何箇所か出てきます



例えば、楽しく宅飲みしている会話に

絞首刑の際の音や臭い

の話題をぶっ込み、具体的な現状が

目に浮かぶ説明を空気を読まず続ける



⬆洋子(宮沢)宅。背を向けているさとくん




紙芝居を読み聞かせている時も、違和感を感じました。見抜く人には本性が視えます



他、後半沢山視えてきますが割愛して

次に進みます、気になる方は劇場へ




  実際の、植松死刑囚は…


※ウィキペディアより


・小学校低学年

作文に「障害者はいらない」と書く


・大学4年生頃

刺青を入れ、大麻など薬物を乱用


・大学卒業後

半グレ集団、右翼関係者と交友


・事件後の精神鑑定

「自己愛性パーソナリティ障害」他

複合的パーソナリティ障害が判明




  犯行の半年前の兆候(植松)



※ウィキペディアより

2016年2月18日勤務中



植松は、

「重度の障害者は安楽死させるべきだ」

という趣旨の発言をする



施設側は、

「ナチスドイツの考えと同じだ」と通報


津久井署は、

「植松が他人を傷つけるおそれがある」

相模原市長に通報



そして植松は措置診察を経て

北里大学東病院へ緊急措置入院となり

施設を同日退職しその後犯行まで無職



続きます