①映画「月」僕は否定する | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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劇場公開日:2023年10月13日 144分


⚠ネタバレが気になる方へ

読む場合は自己責任でお願いします



「月」を鑑賞。辺見庸の小説の映画化です


小説の題材は、2016年7月26日発生

相模原障害者施設やまゆり園殺傷事件




  STORY(映画.comより)





夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子(宮沢りえ)





森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。同僚たちは



作家志望の陽子(二階堂ふみ)や




絵の好きな青年 さとくん(磯村勇斗)






そして、光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない入所者、きーちゃんと出会う。生年月日が一緒の彼女をどこか他人だと思えず親身に接する洋子(宮沢りえ)







一方、他の職員による入所者への

ひどい扱いや暴力を目の当たりにする



そんな理不尽な状況に憤るさとくんは

正義感や使命感を徐々に増幅させていき…




  概要



この作品は何回かに分けたいと思います


2016年夏皆さんはどう過ごしてましたか?



私はこの日、

娘とママ友さん宅にお呼ばれしていました

今でもその方をみると事件を思い出します




相模原障害者施設やまゆり園殺傷事件


2016年(平成28年)7月26日未明に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」にて発生した大量殺人事件。入所者19人が刺殺され、入所者・職員計26人が重軽傷




  最初に



作品内には実際の事件を再現するような

具体的な描写(殺戮)があります



いつも私の所に来て下さる

猫を愛し、芸術を愛する心優しい皆様へ




作品内容と、私が書いていく感想は

事件を想像させてしまい、深い悲しみや

苦しみをもたらすかもしれません




読まないという自由がありますので

ここで閉じられても、構いません


読む場合は自己責任でお願いします




  作品感想



お察しの通り さとくん(磯村勇斗)

植松 聖(うえまつ さとし)死刑囚です

 


 問題提起


障害者の存在を僕は否定する


「あなた、ひとですか?」


「ひとのこころ、ありますか?」


返事がない人を次々と殺害した

さとくん(磯村勇斗)

 
サムネイル

犯行時から一貫してブレない主張



意思疎通のできない重度の障害者は

不幸かつ社会に不要な存在である為

重度障害者を安楽死させれば

世界平和に繋がる




という思想を持つさとくんは、最初から

優性思想

社会の役に立たないと決めつけた人々を切り捨てる思想だったの、だろうか?



なぜなら、序盤の さとくんは

先輩に馬鹿にされ嫌がらせをされようと





読み聞かせの為、手製の紙芝居を作り

重度障害者に向きあう姿勢だった






しかし現場で、重度の障害者に対する

辛い現実を、沢山目の当たりにし

理不尽な状況に憤る描写があり



そこから徐々に認知のゆがみが

激しくなっていきます






この作品は何回に分けて書きます

今回は、さわりだけで失礼します