映画①「こちらあみ子」今村夏子原作 予想以上に残酷でしんどい話だった | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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2022年7月8日公開 104分
7/17(日)鑑賞
太宰治賞&三島由紀夫賞 受賞小説

登場人物



海の見える広島にて

小学5年生のあみ子(中央)は田中家の長女で風変わり。周囲から距離を置かれている


ノリ君

あみ子が思いを寄せる同い年の少年、母が開く書道教室に通う

ノリ君は、つきまとうあみ子を相手にしない、実はお母さんに頼まれて、いやいやあみ子と一緒に帰っていただけだったから

左 あみ子の父(井浦新)

よくあみ子の面倒をみてくれています

事なかれ主義です


右 あみ子の母(義母・尾野真千子)

家で書道教室を開きお腹に赤ちゃんがいます



兄孝太 2つ上の兄

幼い頃はあみ子の面倒をよくみていた

お母さんのあごの大きなほくろにどうしても目がいくあみ子を「ほくろをじろじろ見すぎるな」と注意します


あみ子の世話に疲れ頭に10円ハゲを作り、中学生になると不良になった


あみ子


個性的だと言えば聞こえはいいです



突然大きな声を出したり、音を立て勢いよく、ドアや窓を開けたり閉めたり


周囲の空気が読めないというより乱しまくり


見たまま感じたまま、失礼な事を遠慮無し考え無しにポンポン口に出してしまう


相手にも、気持ちがある事が、わからない



“そういう子だから仕方ないよ”と

フォローする範疇を超えた言動の数々

あみ子の周囲は、迷惑して困惑し疲弊


“悪意があるわけではない”と信じたい

しかし、あみ子の言動は他人を傷つけ

その言葉や行動に嫌な気持ちにさせられる


他人の悲しみが理解できないならまだ良かったが、赤ちゃんを亡くした母に対して


けして口にしてはいけない言葉と、追い打ちをかける行動をしたあみ子



お母さんの心は壊れてしまった


だけど自分が、お母さんを壊した事すら

あみ子はわからない気づけない


長くなりましたので

2回に分けますねニコニコ