映画「オードリー・ヘプバーン」“愛すること”を信じ“与えること”を貫いた | 私の5 室は映画館・映画レビュー

私の5 室は映画館・映画レビュー

映画のあらすじと、受けた印象を綴っています。ネタバレする時はお知らせします。読んで下さるだけで励みになります。フォロー申請は慎重に!!出入りを繰り返したりビジネス目的での申請はご遠慮願います



2022年5月6日公開 100分
5/17(火)鑑賞

愛を与えることを選び

  愛を与え続けた


永遠の妖精オードリー


旅立って30年


世界中で、半世紀以上も前の写真が未だに人々をときめかせるオードリーヘップバーン


本作は、名声に隠された姿を描くドキュメンタリー作品です


世代に一人と言われた圧倒的な美貌


画像は、全てお借りしています

オードリー・ヘプバーン


1929年5月4日、ブリュッセル生まれ
5歳でイギリスの寄宿学校に入学
両親は離婚し、父と離別

10歳で祖父の住むアムステルダムへ移住
少女期を第二次世界大戦ナチス・ドイツのオランダ占領下という過酷な環境で育つ

幼少期よりバレエを習いアムステルダムで、ソニア・ガスケルの特訓が実り、オランダで有数のバレリーナへと成長

終戦後オードリー母娘はロンドンに移住
生活を支えるために映画やテレビ、舞台の端役の仕事を始める


映画「初恋」より

オードリーのバレリーナ役

フランスで女性作家のコレットに見出され、ブロードウェイ上演作品の『ジジ』の主役に抜擢。そして『ローマの休日』のアン王女役のスクリーンテストにも合格

24歳『ローマの休日』アカデミー主演女優賞

1989年に女優業を引退後は
ユニセフ国際親善大使の慈善活動を通し、世界中の子供達に癒しと救済をもたらし


1993年1月20日、スイスのトロシュナの自宅で63年の生涯を閉じる


女優よりも母親でいたかった人


結婚に対し家族を持つことに対して、強い思いがあった、オードリー

子どもより大切な存在なんてあるかしら?

女優である自分より母親であることを優先し、人気絶頂の時に隠遁生活のように郊外で静かに暮らす


脚光を浴びる事が人生の目的ではなかった

輝かしい映画女優として活躍する一方、幾度か離婚をし(2度結婚し、2度破局)愛に破れていくも、子供達へ深い愛情を注いでいく


オードリーの長男の言葉

この作品は、母が目一杯生きた

人生の真実の物語です


彼女は自分のことを美しく、特別な人という風に思ったことはありません


みんなと同じように不安や疑心を

持っている生身の人間です


だからこそ、彼女は常に努力をし

いつでもプロフェッショナルで

誰に対しても優しい人でした


愛を与える、利他的な人


オードリーは女優としてではなく、1人の女性として人間として素晴らしい人物でした


そして、この作品がこのタイミングで上映されたことに、驚きがあります


バレエを愛し、人を、人間を愛したオードリーの生き様が溢れたドキュメンタリーが、バレエ大国の争う心を変えて欲しいと思いました