「五黄の寅」は、九星(きゅうせい)と十二支を組み合わせたものです。九星とは、古代中国から伝わる民間信仰で、日本でも「九星気学」という占いとしてよく知られています。
(中略)
九星と、十二支を組み合わせていくと以下のようになります。
一白子、二黒丑、三碧寅・・・中略・・・九紫申、一白酉、二黒戌、三碧亥、四緑子、五黄丑・・・中略・・・七赤酉、八白戌、九紫亥で36通りとなり、また一白子に戻り一巡します。
年なら36年で一巡、月なら36か月で一巡、日なら36日で一巡することになります。
五黄土星は「周囲を圧倒するほどのパワーの持ち主で運気が強大」といわれ、寅年は「強い正義感と信念の持ち主、困難を克服する強い意志と行動力がある」といわれています。
そのため、五黄土星と寅年が合わさった「五黄の寅」に生まれた人は最強の運勢を持っていると考えられています。
直近では、昭和61年(1986年)生まれの人です。その前は昭和25年(1950年)、さらにさかのぼると大正3年(1914年)になります。未来の話になると、2022年に生まれる人たちが当てはまります。
自分の考えや信念は絶対に曲げずに貫き、強情で強引な性格の持ち主で、悪い言い方をすれば「わがままで自分勝手」ですが、良い言い方をすれば「リーダーシップがあってみんなを引っ張っていく」といわれています。
あまりに強い運勢のため、人の上に立つ人物になったり、カリスマ性を持つ人物になったりする人が多いといわれていますが、女性の場合はあまりに強すぎることから結婚後に夫を尻に敷き、夫の寿命を縮めるとさえいわれ、五黄の寅に生まれた女性は忌むべき存在だったそうです。
(出典:同上)