無庵日録 (1037) 陽気と精神の心 | 日々新面目あるへし

日々新面目あるへし

ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/24

 高校時代の剣道部の部活をふと思い出す、3年生のK先輩が部室にこんな標語を筆文字で大きく掲げていた。彼は対外試合でいつも上段の構えで奇声を発する個性的な方であった。

     陽気発処 金石亦透 精神一到 何事不成

 

 陽気を以て精神を集中して取組めば何事も出来ない事はない、K先輩らしい標語だがこの<陽気と精神>も遺伝子の働きに関わっている思いを受ける、つまり<元気さと真剣さ>であろう。

 

 元気とは人間誰しも元々持っている明るい気力であり、精神は真剣さのある行動である。思えばこの部活では何も考える事もなく決まった稽古に黙々と取組んでいた。

 

 対外試合で負けても淡々としていた。自分も勝敗を思わず対外試合でよく負けたが、某対外試合で身体が勝手に動いたのか痛快なメンを決めたこともあった。そんな日々を懐かしく思いだす。