2023/11/28
どれほど良いと思った事も、何も変えず続けてゆくと必ず良くない事が起こる。一方変えなければならない面を見い出すことも出来る。仏法の説く諸行無常にそんな観方を感じる。
ところが伝統行事は何も変えず延々と続いている。例えば奈良「東大寺お水取り」は1200年以上も続いている。伝統自体の力がこの行事を維持すべき何かを変えていると思える。
仏法は諸行無常の次に「諸法無我」と説いている。これを全てはつながっていると受けとめる。お水取りには明らかに維持すべきつながり変えさせる力を覚える。
なお仏法は諸法無我の次に涅槃寂静と説いている。これを全て調和に向っていると受けとめる。顧みて「生老病死の必然性」も然りと思えてならない。