2016.5.27
教会カンタータBEV147「心と口と行いと生活で」を聴く
とき、冒頭のトランペットソロに、落着いた人生の応援歌
のイメージを受けている。
耳を澄ますと一際そのトランペットの響きが、好ましく
むねに沁み込んでくる。静かに私の人生を応援してくれて
いる思いを受ける。
第5曲のソプラノアリアと、その次の有名な第6曲とも
に応援歌のイメージを受ける。教会カンタータに老年期の
心境を受けとめてくれる印象を覚える。
老年は孤独につよい面があるなら、それは何かに支えら
れている実感からであろう。自分の場合はまさしくバッハ
の音楽に支えられている。