2016.4.16
街歩きウォーキングの途中で定期的に図書館に寄っている。
書籍やCDの用事の後、音楽関係の書架でバッハ関係の書籍
を暫らく拾い読みしている。
昨日も阿倍野図書館で出会ったバッハに関する観方が印象
に残っている。その著者はバッハが死を憧憬していた観方に
つながるかのようにこう述べていた。
「・・十全に生きている者は、死も親しく共有出来る範囲
までふみ込んでいるのかもしれない・・・」
そのように思えるバッハの観方を、著者は彼の作品につい
てこう述べている。
「・・バッハの音楽は個人の情熱とは異質である、一人の
人間によって創られた音楽とは思えない。ある大きな全体か
らの流れであろう・・・」
私はこの二つの観方に共感を受ける、そして大きな全体と
は個性や時代を超えた考えられないものであり、考える必要
のないものと受けとめている。