2016.4.11
バッハの音楽の魅力の一つに、とてもユーモラスな面もある。
奏者が語ったそのほめ言葉をから、久し振りに世俗カンタータ
を聴いてみた。手許にその次の3曲のCDがある。
○ コーヒーカンタータ BWV211 お静かにしゃべらないで
○ 農民カンタータ BWV212 おいらの今度の領主さま
○ 結婚カンタータ BWV202 消えよ悲しみの影
早や50年も昔になってしまったが、これらのカンタータに
かって交友を楽しんだ古典音楽同好サークルで、誰よりバッハ
愛好者のS君がすすめてくれた曲だったことを思い出す。
今朝、農民カンタータの終曲の合唱が響いたとき、今は亡き
S君の面影が浮かびとても懐かしかった。彼が元気であったら
共にバッハの音楽を語り合ったことであろう。
古典音楽愛好者は、何れバッハに行き着くと語っていたのも
彼であった。自分はその観方にバッハ以外の音楽は、バッハに
行き着く為にあると思い込んでいると応えたい。