<125> 夫がある日、突然死んだときに・・・ | 備忘録

<125> 夫がある日、突然死んだときに・・・


夫がある日「突然死んだとき」に、
残された妻がすぐやるべき「凄テク」


​​​「慌てふためくことの連続」

​「印鑑登録証明書はお持ちでしょうか?」

亡くなった夫の口座の名義変更をしようと銀行を訪れた山下尚子
さん(76歳・仮名)は、思わぬところで躓いた。
夫は実印と(1)印鑑登録証明書を作っていたが、尚子さん自身は
実印を登録していなかったのだ。

​「翌日、急いで印鑑を用意して、役所で登録を行いました。
 夫が突然亡くなるとは予想もしておらず、家中にバラバラに
 しまってある通帳や保険証券を探すために家探しをする日々
 です。
 たかだか一枚の紙が見つからず、慌てふためくことの連続です」
(尚子さん)

夫が突然亡くなっても、慌てることなく死後の手続きを着実にこな
していく。
そのためには、今回紹介する24の書類を集めておけばいい。

​まずは、亡くなってすぐ必要になる(2)年金手帳の保管場所を夫婦
で確認しよう。
厚生年金は死後10日以内、国民年金は死後14日以内に受給停止の
手続きを取らなければならない。

​​「企業年金を受け取っていた場合は、(3)厚生年金基金加入員証
 確認して所定の死亡届を提出することになります。
 企業によっては遺族年金が出ることもあります」
(公認会計士の佐久間裕幸氏)

​​​(4)後期高齢者医療被保険者証(75歳以上)と(5)介護保険被保険者証
も、死後14日以内に役所に返却するので、保管場所を共有しておき
たい。

​​​夫が生前に確定申告をしていたなら、死後4ヵ月以内に準確定申告
が必要になる。
この時、(6)医療費の領収書を用意しておくと、年間10万円を超え
た医療費に応じて所得税・住民税を下げられる医療費控除が使える。

​​​財産の相続に向けて、確実に用意しておきたいのが(7)遺言書だ。
子供や孫に贈与をしていた場合は、(8)贈与契約書も揃えておく。

​​​​遺産の詳細は(9)財産目録にまとめ、遺言書とセットにして法務局
に預けよう。
手数料3900円で、遺言書の原本は法務局に保管される。
代わりに発行される(10)保管証は自宅で保管しておこう。

​​売買契約書はありますか?

​​​夫の死後、妻は法務局で遺言書の写しを発行する。
ここから銀行口座や不動産の名義変更をしていくが、その際(11)
戸籍謄本が必要になる。
預貯金については、(12)預金通帳や(13)定期預金証書があれば、
どこの金融機関に口座があるか、一行ずつ探し回らずに済む。

​​​​​​不動産については、(14)登記済証、(15)固定資産評価証明書
(16)境界確定図を揃えておこう。

​​​​​「自宅を売却する際にかかる譲渡所得税を下げるために、(17)
 売買契約書も必須です。
 さらに自宅の登記をした時に司法書士などに依頼しているなら、
 (18)登記費用の領収書を集めておきましょう。
 この金額も課税価格から引くことができます」
(前出・佐久間氏)

​​​(19)保険証券も重要だ。
生命保険であれば死亡保険金、医療保険でも死後に給付金を受け
取れる。

​​​株や証券などの金融資産については、ネット上での取引が主流に
なっているので(20)IDとパスワードのメモを作っておく。
また、年に1回程度送られてくる(21)取引報告書も集めておこう。

​​​「株を持っている人の中には、(22)配当金領収証という配当金の
 『引換券』を受け取っている人もいます。
 ゆうちょ銀行などに持参すると配当金を受け取れますが、妻が
 投資に疎い場合はこの制度を知らず、配当金を貰い損ねる恐れ
 があります」
(税理士の山本和義氏)

​​借金があるなら(23)金銭消費貸借契約書を保管しておく。
借金の額によっては、死後3ヵ月以内の相続放棄を検討する。

​​死後手続きの仕上げは、死後10ヵ月以内に行う相続税の申告・
納付だ。
実はこの際、相続人全員のマイナンバーを記載しなければならない。
今のうちから、夫婦それぞれの(24)マイナンバーカードを用意し
ておきたい。

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性の「苦しすぎる現実」」では、想定外に長生きしまう場合に備え
ておくべきお金についてをお伝えします。