8月12日火曜日小雨後曇り。暑くはない。
今日は、ハイジの日(勝手な命名)。
40年前の今日だった。
明日からは夏季休暇という日の夜だった。
事務所のテレビでは
日航機123便が行方不明を報道。
長野県佐久上空で消息を絶ったと。
乗客乗員524人の生命が案じられた。
翌日、123便は群馬県上野村の
御巣鷹の尾根に墜落したと判明。
乗客乗員520名が亡くなった
史上最悪の航空機事故となった。
しかし、この最悪の航空機事故の救いは、
4名の生存者が助かったことだった。
墜落後、暗い山中に放り出されて、
夜を明かし発見されるまで耐え抜いた。
痛さと恐ろしさの中で生き抜いたのだ。
「生きて居てよかったな。」と涙が流れた。
生々しい墜落現場の映像が流れた。
この航空機には、
歌手の”坂本九”さんが乗っていた。
夜空を見上げると、
”見上げてごらん夜の星を”の歌が聞こえる。
♪『手をつなごうボクと
おいかけよう夢を
二人なら苦しくなんかないさ
見上げてごらん夜の星を
ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる』♪
闇に紛れて、泣いたよ。
それだけでは終わらなかった。
♪『上を向いて歩こう
にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日
一人ぽっちの夜』♪
助からなかったが、
飛行機の中で坂本九が歌っているようで
更に涙が止めどもなく噴出したよ。
感受性が豊かだったか
当時から涙もろかったな。
それに航空機事故の教訓として
恐ろしさも脳裏に刻み込まれた。
以来数年、航空機には乗れなかった。
でもアラフォーに近付いて
忘れたのか子供の頃からの夢を追って
ヨーロッパ旅行に出掛けた。
特にアルプスと湖の景色を見たくて
ハイジは居ないだろうけど、
ミーハー爺はスイスへ行ったんだ。
御巣鷹の尾根じゃなけれど、
アルプスの山々に向かって
ご冥福を祈ったよ。
ユングフラウわきのアイガー北壁が、
アイガー1、アイガー2・・・
アイガートウ(有難う)、だって。
気のせい、気のせい。
夢が現実となってささやかな幸せを
味わえたよ。
40年前の事件と夢の実現。
ハイジは未だ夢の中で・・・・
ハイジの日、廃人の爺は未だ夢の中。
よっちんでした。