9月3日火曜日曇り小雨。暑くはない。
今日は、草の日(勝手な命名)。
また雨降りに。
お陰で涼しいが。
雨上がりに庭を一周。
何と草が目立つことか。
『繁盛の地に草生えず』、
『人通りに草生えず』。
表以外人が通らない庭だけど、
裏庭は家族でも行くのは俺くらい。
だから草が生えるのも当然てか?
本当は暑さで手を入れないから
草だらけの庭になったのだ。
草むらではトカゲやバッタや
秋の虫達が動き回っている。
柿の木に近付くと
数匹のセミが飛び立った。
昨日鳴いていたツクツクボウシかな。
もう9月。
セミの鳴き声も終わりに近づく。
短い成虫期を目いっぱい謳歌しな。
おっと、ブンブンが顔に当たったよ。
詫びも言わずに飛び去って行った。
秋が近付いて焦っているのかな。
2メートルを超えるヒメムカシヨモギ。
一番高いところにトンボが。
小さな自然に囲まれているんだ。
母屋のトイレの西側は草だらけ。
子供の頃、ここにはキュウイの棚が
あったっけ。
西日除けに親父が作った棚だが、
朽ち果てて今は何も残っていない。
残っているのは草だけだ。
『祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり』か。
草を見て悲しみを感じるより、
趣を感じるのは俺が狂っているのかな。
諦めの解放感かな?
歳を取ったと感じざるを得ない爺こと
よっちんでした。