2001年12月
”北里研究所” の実験によって、
ヘアカラーに
環境ホルモンの作用が確認されました。
中心的な作用は、
ホルモンの正常な作用を乱すことにあり、
正式には
「外因性内分泌かく乱化学物質」といいます。
ダイオキシンをはじめとする環境ホルモンは、
「人間の生活環境に存在し、
ホルモンに似た作用によって、
人間をはじめ生物にさまざまな弊害をもたらす
物質群」と定義されています。
乳がん細胞を活性化させ増殖させるものもあり
男性の精子減少の作用も確認されています。
人間の感情面への悪影響も指摘されています。
子どもの場合には、学習能力・精神的な発達にも
大きな悪影響を与える可能性も指摘され、
実際に環境ホルモンによる子どもの知能低下を
指摘する専門家もいます。
カラー剤に含まれる”パラフェニレンジアミン”は
「成人経口致死量が10g」で、
皮膚や肺から速やかに吸収される。
フィンランドではパラフェニレンジアミンの
一般目的の使用自体が禁止されています。
ヘアカラーの使用によって起こりうる症状
病気として、アナフィラキシー
(急性のショック症状で非常に危険)、
接触性皮膚炎、結膜炎、気管支喘息、腎臓障害、
貧血、発がん性・・・
カラーリングを職業とする美容師の間で
「健康被害が広がっている」という報告も・・・
妊婦の皮膚から取り込まれれば、胎児には
環境ホルモンとしての毒性がもたらされ、
性的な機能の発達に障害が出たり、免疫系に
異常をきたしたりする危険性があります。
子どもたちがカラーリング剤を使用すれば、
環境ホルモンの弊害として、
集中力の低下が見られる場合もあります。
また、排卵不順をおこし、不妊の傾向を強める
可能性もあると専門家は指摘しています。
エグチテルヒサ著
「心・技・癒 美容室」 より抜粋
その他の参考文献
危険な毛染め剤
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/env/tb2.html
ヘアダイの健康に及ぼす影響
http://homepage2.nifty.com/smark/hairdye.htm
ヘアカラーの薬害について
http://www.3m-tech.co.jp/herb/haircolor.htm