映画「男と女」(1966)等で知られるフランス女優、アヌーク・エーメさん

(Anouk Aimee) が 6月18日パリで死去した92歳だった。

         

舞台俳優の両親から1932年パリで生まれ、1947年に14歳で映画「La maison 

sous la mer」(海の下の家)で初演。

      

 【1966年製作の『男と女』、そして53年後の『男と女』同じ二人が演じた

 

そして1966年には、クロード・ルルーシュ監督作の「男と女」(Un homme et 

une femme) でヒロインのアンヌを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネート。

第19回カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー外国語映画賞などを受賞し日本

でも大ヒットした。

 

テーマ曲は監督の友人のフランシス・レイ作曲の『ダバダバダ🎶』のスキャット

が全編に流れるテーマ歌は当時話題になった、そして後に様々なミュージシャン

によりカバーされている。

  

 【アヌーク・エーメお気に入りのGUCCIムートンコートと晩年の彼女

 

又、2019年には「男と女」のスタッフ&キャストが、実に半世紀経過後再結集し、

アヌーク・エーメジャン-ルイ・トランティニャンが同じ役柄を演じ、53年後

の2人の物語を描いた「男と女 人生最良の日々」(Un homme et une femme, 

les plus belles annees d’une vie)が公開された。

これが アヌーク・エーメの遺作となった、 合掌。

 

因みに『人生最良の日々』の題名はフランスの文豪ビクトル・ユーゴの名言

Les plus belles annees d’une vie sont celles que l’on n’a pas encore

 venues』 直訳すると 「人生の最も美しい時期は、未だ生きたことがない

時期なのだ」 要するに、ビクトル・ユーゴは、昔が良かったではなく、

此れから先にも希望を持てば美しい日々が訪れるのだと云ってる、流石の名言。

 

(写真はYahoo!画像から転載)