現在米国では11月大統領選での、“後期高齢者”のバイデンと“脱税+不倫問題”トランプ
の二者選一というダブルヘイト問題が浮上している。
【ダブルヘイトの二人】
ニューヨークタイムズ紙によるとトランプは大統領選に当選した2016年と17年に納付
した所得税額が夫々ナント僅かUS$750(約11万円)のみ。その訳はトランプ個人所有
のゴルフ場(会員権ではない)でUS$3億(450億円)超の損失や、彼の所有企業の
損失を税務申告する事により、約US$1億(150億円)の通常の納税を免れていたのだ。
こうしたトランプの徹底した法ギリギリの節税術は、トランプタワー内の家族の住宅
を殆ど全てオフィス扱いにして、税務上会社経費で処理、フロリダ自宅や、ニュー
ジャージーの邸宅も、全て彼の関連企業用施設として税務申告しているのだ。
【トランプと娘イヴァンカ、二人の美容院費用も会社経費】
トランプ独特の奇妙なヘアカットについても、年間US$7万(1050万円)を使い、
一方娘イヴァンカの美容院代US$10万(1500万円)など法外な金額をビジネス関連
費用として計上処理している。 彼女はファミリー企業の役員報酬も受取っている他、
別途その企業から顧問料US$74万7000(約1.1億円)も貰っている。しかも彼女は
それを個人所得ではなく自分の財産管理会社の収入にしているのだが、正に此れは
脱税行為と批難されている。
【トランプの不倫口止め料訴訟、ポルノ女優の原告ダニエルズ】
しかし、これ等の報道に対して、トランプの熱狂的支持者は「納税してないとは
ガッカリ」ではなく、逆に「流石トランプだ、スケールが違う!」という真逆の反応
なのだ。 且つトランプには元ポルノ女優との不倫騒動関連訴訟などと不祥事の山だが、
要するにこれ等報道に「トランプなら、そのぐらいはやりかねない」とのイメージが
強く浸透しており、 この程度の問題では支持率低下には直接繋がらないと云うのが
一般的な見方と云うのだから正にビックリポンだ。
これで11月の大統領選は如何に。