中国海警局艦船が連日の様に尖閣諸島領海侵犯ギリギリの行動を繰り返し、一方で北海道

の航空自衛隊基地の隣接地や、貴重な水源地や農耕地までもが中国資本に買占められて

いる憂うべき現状など、既に繰返し当ブログでも書いている。

 

領海侵犯の度に日本政府は、「遺憾だ、中国政府に厳重に抗議する」と云うだけで

行動が伴っていない。プーチンのウクライナ侵攻で右往左往している現状、火事場

泥棒然として習近平は尖閣諸島を虎視眈々と狙っている。又埼玉県内の或る大規模団地

では住民の大半が中国人と言われている。

  【 三島自決前年の昭和44年4月25日に新潮社から発刊の文化防衛論』 】 

 

文化防衛論』の後書きには、昭和44年3月7日三島が自衛隊体験入隊した ”御殿場市

陸上自衛隊滝ヶ原分屯地にて” と記されている、曰く当時自民党が 「自らの手で国を

守る気概」をスローガンにしていたが、云うのみで行動が伴わない所謂 

undefended wealth (無防備な国民の生命財産) の状態に置かれている日本に

警鐘を鳴らしている。

要するに三島由紀夫は、『私は戦争を誘発する大きな原因の一つは、”undefended 

wealth” だと考える者である』と明言している。 要するに、無防備が戦争を誘発

する。

 

言うなれば、陽明学で云う処の『知行合一』 の精神が大切で、領海侵犯されて“遺憾”

と云うだけでは何の役にも立たないと云う事だ。 

中国相手に『遺憾、遺憾』と繰り返すだけでは正に、蛙の面に小便なのだ。