天皇の位置付けとして、三島由紀夫は、『文化防衛論』や『英霊の声』でも天皇、

“雅”の文化伝統の中心、そして国の神聖な部分、儀典等を代表するとしている。

【「英霊の聲」1976年版、「文化防衛論」1969年版、そして三島没後50年を機に

   2020年発刊の「The Death of a Man」、何れも私の大切な初版本

 

そして国体」とは日本民族、日本文化のアイデンティティを意味し、政権交替にも

左右されない恒久性をその本質として、「天皇」を我々の歴史的連続性文化的統一性

民族的同一性の、他に掛替えの無い唯一の象徴として日本文化の中核に置くもの

断言している。

                   

其の国体こそが、世界に類を見ない万世一系の天皇家が代々続いてきた訳で、過去現代

未来と続いて行かなければ日本の神道文化も、アイデンティティは無くなってしまう

と明言している。

 

従い、三島由紀夫の天皇観から観ると、米国在住の秋篠宮家出身の眞子様(今は眞子

さんだが)と小室圭さん夫妻は、結婚の経緯からして従来の皇室の伝統、為来りを無視

して一切の婚礼儀式もやらずに、民間人の小室家戸籍に入籍した時点で一般人と見做す

必要性がある訳だ。 

其処を明確にしないと、万世一系の天皇家と、我国の国体を守る事が出来ないのだ