一年前に当ブログでも取上げたが、鹿児島県西之表市の馬毛島(マゲシマ)で、戦後最大
規模とされる自衛隊の新たな基地建設が始まって既に3カ月、 自衛隊施設整備や米軍の
空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLP(Field Carrier Landing Practice)に係わる工事。
従い現在は早朝の西之表漁港で、見掛けるのは”漁師”ではなく12km沖合の馬毛島に向か
う”建設作業員”だ。防衛省は、島の東側の海域に新たに港湾施設も建設する計画で、
種子島漁協によると、同省から漁協は、既に漁業補償金として総額22億円で合意した。
何れにせよ台湾有事にも備える意味からも必要な工事だ。
【鹿児島県西之表市の馬毛島】
同島は、種子島の沖合12㎞に浮かぶ、 面積約8平方kmの国内2番目の大きい無人島、
馬毛島の99.7%所有者は、故立石勲氏個人で、そもそも馬毛島開発に着手したのは、
不正融資事件で知られる悪名高い平和相互銀行だった。同行はリゾート開発目的で
1970年代に島の土地を買い占めたが、計画は頓挫。
其の後 平相銀は当時の住友銀行に吸収された。しかし1995年住銀は立石氏個人の不動
産開発会社、タストン社に島の権利を売却した。
一方2011年6月、日米安全保障協議委員会で馬毛島が急浮上し、買収の為防衛省が同島
現地調査結果45億円と評価したが、何故か菅政権の“官邸案件”とされガースーの腰巾着、
国交省出身の和泉洋人首相補佐官(69)が担当し2019年11月、防衛省の評価額のナント
”3.5倍” の買収額160億円で契約したのだ。和泉が何故評価額の3.5倍で買収したのか、
其れ故に「第二の森友学園事件」ではないかと様々な疑惑かかった。45億円が160億円
になったのだから、誰しもが疑問に思うことだ。
【馬毛島買収陣頭指揮した和泉洋人首相補佐官と大坪寛子審議官】
馬毛島買収交渉を指揮した和泉洋人は、2019年12月フライデー誌で『かき氷でお口ア~ン
の写真』で一躍有名になった御仁だ、厚労省大臣官房審議官大坪寛子との 京都不倫出張や
大坪同伴の海外出張時のコネクティングルーム宿泊問題等公私混同があったのだが。
こんな輩だからこそ、尚更に『第二の森友学園事件』と疑われるのだろう。
事程左様に実にキナ臭いのだ。この問題も当然国会で真相究明されて然るべきだが何故
か立ち消えとなった儘なのだ。 安倍晋三そして菅義偉政権は『モリカケ桜』以来,
この様な暗雲の懸った問題が多く残されている。
(写真はフライデー誌から転載)