会計検査院にも支出先を明かさずに使える内閣官房の“隠し金”が官房機密費だ。
今現在、加藤官房長官が長官室金庫から毎月1億円近いキャッシュを支出している。
全て領収書不要の金だ、要するに官房長官以外はノータッチのお金だ。
【二人が使った、又此れから使うであろう機密費は合計100億円を超えるだろう、領収書無しだ】
ガースーが官房長官在任中の2822日間に支出した総額は86億8000万円の巨額に上る。
これは毎日毎日平均307万円を使い続けていたという法外な金額なのだ。
極端な例だが、TOYOTAのプリウスやMazdaのロードスターを領収書無しで毎日一台買っても、
或は毎月タワマン1戸購入しても誰にも報告不要だ。 要するに官房長官の巨額ポケットマネー
と云えるのだ。
加藤は昨年9月に官房長官に就任。 ガースーが金庫に残した4,200万円をナント同月中に使い切って
以後、毎月9,000万円前後を「政策推進費」として支出している。 加藤は今年3月には毎月の2倍の
1億8,630万円を使っていた。
年度中に使い切れずに国庫に返納した機密費は僅か130,000円。つまり毎月金庫を大体空にする
迄使っている訳だ。 ガースーは毎年、3月に多額の「政策推進費」を支出していたが、 国庫に返還
したのは、 8年間(2012~2019)合計で僅かの 405,000円に過ぎないのだ。
加藤官房長官は機密費について「その都度の判断で機動的に使用する経費」 と述べている。
『機動的に』使うと云う事は、固定的支出でなく必要の都度現金を支出している意味なのに、
毎年決まって3月に支出が増えるのは普通に考えて明らかに変だ。 『政策推進費』 が毎年何故
3月に集中するのだろうか、それは予算内に使い切らないと次年度は減額となるからだ。
要するに、係るキャッシュの使い方を見ると、目的外の支出、私的流用を疑われても当然だろう、
何しろ領収書不要のお金だから。
当方は勿論、如何なる政府にも『機密費』は必要と考えてはいるが、ガースーが官房長官時代
も加藤官房長官になっても正に支出形態が不変と云うのは明らかにオカシイ。
況してや、ガースーも加藤も 「モリカケ問題」 や 「桜を見る会」事件等の渦中の人間だ、 だから
こそ 「性善説」 をベースにした機密費制度はそぐわないのだ。