新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う経済疲弊そして、先週来の九州を中心とした

自然災害に加えて、以前からの安倍政権のモリカケ問題から始まった不正、改竄、疑惑、

嘘、贈収賄、お友達人事、身内の乱脈等などの不祥事続きで、此の儘では日本は衰退の

一歩を歩み出すのでは考えてしまう。

そこでふと、 半世紀前の三島由紀夫の言葉を思い出したので引用したい。

 

1970年11月25日に三島由紀夫が自決してから丁度半世紀が経つが自決の3ヶ月前の

産経新聞にこんな言葉を寄せている、

 

『私は此れからの日本に大して希望を繋ぐ事が出来ない。このまま行ったら「日本」は無くなって

 しまうのではないかと云う感を日ましに深くする。  日本はなくなって、その代わりに無機的な、

 空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に

 残るのであろう。 それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっている

 のである。

 

流石、吉田松陰と並び称される天才、三島由紀夫は半世紀前に現在の日本を言当てている。 

しかし”或る経済大国”という点だけは外れつつあるのかも知れない。