昨今のドライバー嗜好は、2極化の傾向があります


ヘビーヘッドのハンマータイプ


長尺軽量タイプ



一昔前のように、パワーが有って、ヘッドスピードも有れば


重くて軽いシャフト


力が弱ければ、軽くて軟らかいシャフト・・・


と言う定説的なフィッティング論は


今では通用しなくなってきている事が、昨今のシャフトを打って見ると


よく分かります


例えば、ワクチンコンポのGR88


これは大変ヘビーな100g級です


100gのカーボンシャフト・・・打てる訳ないよ・・・なんですが


グラム数を伝えずに打たせてみると・・・


ヘッドスピード45mの人が、すごく良い球を((笑))


その逆も有るわけで!!



このTRPX トウアレも実際は X で52gしかない


一昔前なら・・・レディース&シニアのシャフトの重量ですね


この重量帯でフレックスが X なんですが、


このフレックス表示は・・・ゴルフ界の永遠の課題でもございます


ヘッドはTRPX S-013(セミディープ)を 46.75インチ


302gというスペックで組んで、振動数は254cpm



R??SR??みたいな数値でございます


しかしこれを・・日頃他社のXを使っている方に打ってもらうと


硬いね~~と言います


有る方は・・軟らかいね~~トルクも4.6度なので、切り替えしのタイミングで


硬度の感じ方が大きく異なります


ヘッドのS-013(セミディープ)は予想以上にスピン量が低いので



254cpm-4.6度のトルクなのに、高弾道にはなりません


トウアレのXだと性能をフルに発揮できるのはヘッドスピード47以上になるでしょう


軽い、軟らかい、と言えでも、やはりメーカーが主張する通り。・・・Xなのです


個人的には・・・ヘッド形状はそんなに好きな部類ではございません


しかし、飛びと、形状が一致するとは限りません!!195gの軽量ヘッド


弾きは良さそうですね


では・・・実際にショットしてみます



軽さゆえの振りやすさ、振り抜きの良さは抜群です


もう少し切り返しで「ヘッドの位置」が明確に感じられると申し分ないです


一度ヘッドを忘れると・・・ミート率が上がってくれません



しかし、これはユピテルの(ドップラーセンサー)のクセでもあって


恐らくヘッドが発する振動波や音波による計測癖だと思います


堅牢で、シャローなヘッドは意外とミート率が高くならないんです


フォーティーンのゲロンDも同じで、ミート率は高く出ませんが、


実際は激シンを食っています


このS-013も同じような傾向を感じます




つまり、感じているヘッドの喪失感とは裏腹に、ヘッドはちゃんとインパクトゾーンに


戻って来ています


トルクが4.6度も有れば左に巻きそうなイメージが有りますが


ストレートに飛んで、フェードにも対応してくれます



痛む肘をかばいながら・・・ヘッドスピードは常に53m/S前後でした



ミート率以上に飛んでいます



上げようと思えば高くも打ち出せます・・・長めに組んだにも関わらず



コントロール性は最高です



本当に良く飛ぶシャフトですね~~素晴らしいです



軽・硬・弾・はこれからのドライバー指向の大きな柱でしょう



しかし、やはり軽くて長いシャフトはどうしても合わないゴルファーも数多くおられるので



万事、軽くて長けりゃ良いドライバー・・・には直結しません


トウアレは、基本的にアップライトなプレーンで打つと素晴らしいシャフトです


フラットだと・・左右の方向性のふら付きも多少出ます


縦ぶりに良くあうシャフトですね