軽くて、柔らかくて、ネジレが大きい・・・


そう聞かされると・・・軟弱で、いかにもアベレージオンリーのような聞こえ方ですが


最近のカーボンシートワインディング製法による、シャフトの剛性アップは


目覚ましいものがございます。


PAN系のアクリル繊維を高温炭素化した長繊維を4万本以上編み込んだラージ繊維が


通常の高級ゴルフシャフトに使われ始め、引張り強度も80Tの高弾性・・・更に


90T以上の超高弾性・・・と進歩はとどまりません


飛ばすためのシャフトの条件とは??


と考えた時・・・・


硬くて、腰が強くて、低トルクで・・そんな強いばかりのシャフトではなくなってきています


今では、ドラコン選手でも、RやSRと言った240cpmクラスのシャフトが急増しています


そうした選手の考え方、最大に撓って、最大に走って、スクエア戻って来れば、細田の飛距離


が得られる・・・・・


どんなに柔らかくても、差支えが無い!!シャフトは棒では無く、鞭で有って欲しい!!


と言う事なんですね・・・


では、柔らかく、軽量なシャフトは絶対に飛ぶのでしょうか??


そうではありません・・長尺にクラブを組んだ場合、手元のトルクが大きく、シナリも強過ぎると


ヘッドスピードが早いゴルファーが強い力でスイングを始動した時、パワーに負けて


スイング中のヘッドの存在がなくなってしまいます。。


結果として、グリップはインパクト位置に戻って来ているのに、ヘッドはまだ右足の外側


みたいな、ヘッドの遅れと開きが出てきます


そこで、求められるのが、シャフトの腰なんですよ・・・讃岐うどんみたいな


振りやすい長尺は、ハーフウェーまでスイングダウンした時に、バット~センターが


必要以上によれないんです~~


鞭だって・・・途中までは硬いでしょ!!根本からフニャフニャじゃ


鞭の先端が目標にピンポイントで当たらないでよね!!


これでは・・・良い女王様になれません???


元が撓らないと飛ばないんじゃないか??


ではなく、硬度のバランスが問題なんですね


バット~中間がシッカリしていると言う「シャフトの腰」は、ただ硬く振動数が高い


という意味では無く、かと言って・・・チップだけがピョンピョンと走るわけでもないのです


シートワインディング製法のシャフトには、


フープ層(つぶれ方向の剛性)


ストレート層(長さに対する剛性)


という基本的なカーボン層に対して、トルク、シナリ、硬さを司る


アングルプライ層から構成されますが


バット~センターにかけて復元性を上げて、チップを硬くしてしまうと


結果的にパリンパリンのシャフトになってしまいます


画像はお粗末ですが・・・黒いヘッドの白★ 赤★は重心を示します

$クラブくらぶ倶楽部番外編

白★は重心距離が長く深度が深いですね~赤★は距離が短く深度も浅いです


つまり、簡単な原理で申し上げると・・・同じ長さで、同じヘッドスピードで振った場合


(シャフトのシナリを無視して)


白★は同じインパクト時間に、より多くのヘッド移動距離を稼ごうとします


赤★は、逆に余計な動きを抑えようとします


赤は・ヘッドを早く動かせるゴルファーが、スピン量と打ち出し角を抑えて打ちたい構造

白はヘッドの面をできるだけ変えずに、少ないヒューマンパワーで飛ばしたい構造です


更に、シャフト軸で発生するトルクが大きいと、更にネック回りの回転慣性が強く早くなり


重心のターンスピードが速くなります。


ですから、自動車で例えると白★はオートマチック 赤★はマニュアルです


しかし、シャフトのトルク表示は全長で表示されていますね~~


ところが、当然ながらトルク事態も、バットとチップではネジレが違います


そこが、アングルプライの仕事なんですね~~


図で示す T2(バット側トルク)が大きいと、フェースはスイング中


早い位置で返ろうとします・・


T1のトルクが大きいと、インパクトゾーン付近でヘッドが返ろうとします


T1の方が飛びだけでは優位でしょうが、方向性、ミート率はT2が優位です

$クラブくらぶ倶楽部番外編

T1の味付けが、飛びに繋がる近道で、このT1を支えるバット~センターの

剛性とバランスが・・・振りやすくて、飛ぶシャフトの肝です


現在、テストさせて頂いている

ブルーパワーTypeT200は、チップにチタンがコンポジットされ


走るチップの剛性、ヘッドの巻き込みを上手く吸収し、かつセンタの腰で弾きを出して


非常に良いバランスが出されています


$クラブくらぶ倶楽部番外編


シャフトフィッティングで、重めがいいのか、軽めが良いのか??


と言う難問がございますが、・・・縦に振れる人ほど重めが良いとワシは思います


腕力は強くても、横降りタイプの方は軽めで硬い物の方が良いかと・・基本的に考えますが


わずか49グラムのシャフトを・・・ヘッドスピード 54m/Sで振って


全くよれ無い・・・インパクトではチップが負けそうですが、押し込んでくれるんです


縦に振っても・・・垂れない軽量長尺をアレンジされています。


因みに・・・某ドラコンプロが417ヤードのミドルで、いきなり振った1発目


グリーンまで残り80ヤードでした・・・高弾道ですがバックスピンが少ないので


ランも稼げます・・・


ワシは40ヤード負けましたが300ヤード付近まで・・・ど真ん中に運べました


出だしのファーストショットとしては最高ですね!!


ヤマモト社長さんは・・Sでヘッドスピード45m/sくらいに抑えてください


と消極的でしたが・・・


逆に45m/sに抑える方が難しいくらいです、、51~52m/sでもちゃんと戻ってきます


それだけのワイドなキャパシティーを持ったシャフト・・久々の傑作ですね!!



・・・ま~雑談のような、本気のゴルフ記事です


それと・・・シャフトの長さって誤解が多いのですが


重心と密な関係があるんだって事をお忘れ無く!!


通常は、60度法だの、ヒールエンドだのと、シャフト軸を中心に考えられがちですが


スイング中で本当のクラブ長が・・・重心点からグリップエンドまでになるはずです


黄色のラインで無く、紫のライン


これが、クラブの慣性モーメントと言えるのではないかと考えます


$クラブくらぶ倶楽部番外編


・・・

重心が遠くに有り低い程・・・振った状態のクラブが長くなります


同じ45インチ表でも・・・重心基準クラブ長は飛ぶクラブ程長いのです


ただし、Type-T200のような優秀なシャフトが必要です