Baking Day! イギリス人家庭でお菓子づくり(ミンスパイとアップルタルト) | おいしく、楽しく、美しく!

おいしく、楽しく、美しく!

自分らしく豊かに生きる。心と身体の調律
Private Salon
Le Papillon Bleu




Rachel's Mince Pies... Heavenly smell of christmas, heavenly taste..

友人宅でお菓子づくり!

英国のクリスマス風物詩ミンスパイはレイチェルから、お母さんがよく作ってくれたアイルランドのアップルタルトはリックから教わりました。お昼もご馳走になり、振り返るとよくこれだけ盛りだくさんできたな・・ いっぱいおしゃべりもして楽しかった。

イギリス人の家庭で一日に2種類のタルト生地のお菓子をまなべて、私的には盆と正月が一度にきてた。笑

"Pie" というけどミンスパイはいわゆる「タルト」で、ドライフルーツを黒糖、オレンジ果汁やブランデー、クローブ、シナモン、ナツメグなどスパイスで煮込んだクリスマスらしい味のフィリング "mincemeat"が中にはいってます。

何で「ミート」ていうかな・・ちなみに「ひき肉」は "minced meat" ・・もはや外人を惑わすトリックとしか思えん。笑 

(ちなみにイギリスのネーミングは謎が多く、「クリスマスディナー」は昼、かと思えば「サンデーランチ」はそのまま昼、「サパー(Supper)」は内容と時間帯が階級によってちがうから一概に言えないとかケオスすぎ)




Rick's pastry with Einkorn Flour (whole meal four) : 340g flour, 225 butter, 55g caster sugar, 2 large eggs / Rachel's delicious Roast Veg soup /bread from Japanese bakery (!)


11時に着いて早々、アイリッシュアップルタルトの生地づくり。 卵と砂糖入りのタルト生地で、やわらかくしたバターと粉をポマード状にして、卵をまぜあわせる作り方。

平行してレイチェルがパプリカ、トマト、バタースクオッシュ(かぼちゃの一種)をオーブンでじっくりロースト。

タルト生地を冷蔵庫で休ませてるあいだに、ロースト野菜のスープをいただきました。めっちゃおいしかった・・レシピもらったので今度作ります。この冬ヘビロテしそう。

しかもロンドンで大人気の日本のベーカリー tetote(テトテ)の絶品バゲットと黒ごまパンまで(泣ける・・)フランス人も通い詰めるここのバゲット、すぐ売り切れるんですよ。




Rachel's Short Crust Pasty : 128g butter, 255g spelt flour, 4tsp water, salt


お昼のあと、レイチェルのミンスパイをスタート。こちらのタルト生地は粉、バター、水、塩だけでつくる Short Crust Pasty。スコーンのように、粉とバターをまぜあわせて。彼女はキッシュも甘いタルトもこれで作るそう。(とくにミンスパイは具がジャムの甘さなのでタルト生地は甘くなくていいと私もおもう)

このミンスパイ用の浅い型、ジャムタルトとかいろいろ使えそうだし注文してみました。

ヘルスコンシャスな彼女、タルト生地はスペルトフラワーで。スペルトブレッドしか食べたことなかったからうれしい。 小麦の古代種でグルテン含有率が低く、ナッティなフレーバーがおいしいスペルトブレッドはロンドンでもわりと人気。(バラ・マーケット内 Olivier's Bakery のオススメです)

レイチェルのお母さんのように、リンゴを粗くおろしたのを加えて。ブランデーもしっかり。




Rick's Irish Apple Pie with Bramley apples (675g!)


平行してリックがせっせとブラムリー(cooking apple)を切ってました。イギリスのりんごは加熱用の Cooking Apple と生食用の Eatign Apple/Dessert Apple(種類は Royal Gala, Pink Lady, Cox, Granny Smith, Red Chef, Golden Apple など)があります。私は甘さと酸味のバランスがいいらしい Pink Ladyをよく買ってます。

旅行でこられた方、かぶりついて食べるのにまちがって Cooking Apple を買わないでくださいね。渋くて酸っぱくて大変です。

冷蔵庫から寝かした生地をとりだし、土台用と帽子用にわけて伸ばして、145g custer sugar, 3 whole cloves を加えたりんご(シナモンでなくクローブのみというのがアイルランド風らしい)をいっぱい敷きつめて、帽子の生地をかぶせて、フォークで模様をつけて・・ 最後に真ん中に空気穴をあけてオーブンへ。おいしそうに焼けました。

リックのアップルタルトが冷めるのを待つあいだに、先に焼き上がったレイチェルのミンスパイを試食。おいしかったー! サクサクしててりんごをまぜたミンスミートもちょうどいいかんじ。スペルト小麦のタルト生地、そぼくな風味があって好きです。




Impressive 34inch (86cm) Le Creuset for bread, jam tart from left over dough, lovely apple tart with tangy melt-in-mouth filling


最後にリックのアップルタルトをほの温かいうちに試食。酸味がきいてておいしかった。冷めたらリンゴがジャムっぽくなってさらにおいしかった。ちなみにリック、余りの生地でジャムを包んでジャムタルトを作ってました。できる男、リック。しかもパン焼くのに86cmのルクルーゼ持ってるとか何者よ!笑


ミンスミートは写真のオーガニックブランドの。これで気軽に家でもできるな。


そういえば去年のクリスマスディナー、デザートにミンスパイを用意してました。

クリスマスのテーブル(ローストチキンとミンスパイ)

(Whole Foodsのオーガニックのもの。個人的にはMarks and Spencer のハイエンドシリーズのが好み)

今年はミンスパイを手作りするか、もしくはブッシュドノエルに挑戦したいかも。


レイチェルはスウェーデンのお菓子にも詳しくて、おすすめレシピをいくつか教えてもらいました。ロンドンにきて知ったのですが、スウェーデン菓子ってめちゃくちゃ美味しいです。これもまた教えてもらおうと思います。


で来週、うちで抹茶ロールを教えてあげるという話に。 (ちなみに作ったことない。笑)


余裕があったら、卵と水とみりんと粉でできちゃう しほさんの簡単どらやき とか



いちごのオムレットケーキ/My Strawberry Omelette cake とかも・・ ああ、いま作りたいこれ。笑


入籍記念日のお祝いの言葉をくださったみなさま、ありがとうございました!反省点を実践にうつすように精進いたします♡