
2009年 夏のロンドン
(St. Paul's とミレニアムブリッジをみながら)
来日中のあの方と。
コンプレックスを逆手に
の続き
~
今月はじめにご一緒させていただいたスティーブンマックレー氏(英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサー)
彼って、ロイヤルで最年少でプリンシパルになった人だったのですね。後からいろんなことがわかっていく。。笑
ほかにも貴重な話を聞かせてもらったので、記念に書いておきます♡
16歳でスイスのローザンヌ国際大会で優勝し、英国ロイヤルバレエスクールに入学したスティーブン。
シドニー出身の彼にとってはじめての海外がこの大会で、小さな荷物しか持ってなかったそうですが、優勝したあと
ぜんぶこちらでケアするから、と「そのまま」ロンドンへ連れて行かれたそうです。
周りもびっくりしたでしょうね。。しかも、半年後の一時帰国まで、家に戻れなかったというから驚きです(なんという体育会系な!)さいしょの二年ほどはホームシックで大変だったようです。
でも、母国オーストラリアは芸術よりもスポーツが盛ん。(たしかにバレエのイメージないかも)
上をめざすにはいつかイギリスに、と目標にしていたのだそうです。だからあの若さで異国の地でがんばれたんでしょうね。
~
逆に、バレエダンサーをめざす思春期の男の子にとって、オーストラリアって大変じゃないのかな(男っぽい男子が多そうだから)と思って聞いてみると、
中学生のころ、マッチョでコワーイ上級生に
「おまえ、バレエ なんてやってるそうじゃないか」
と囲まれたとき、
「そうだよ。それで、けっこう上手いらしいんだ。一度観に来るといいよ」
と爽やかに切り返したところ、何もされずに立ち去られたそう。
(すでに大物だ)
「自分には理解しがたいことであっても、相手が心からそれに打ち込んで努力を重ねていると知ったら、みんなリスペクトしてくれたよ」と。
すてきなお話だな♡
~
日本が誇るバレリーナ吉田都さんとペアを組んでいたSteven。公演のときの逸話をきかせてくれました。
本番中、いったん袖にはけた出演者がその場で次の出番を待つとき。
だいたいみんな、カラダを動かしたり「さっきの○○はああだこうだ」など、バタバタせわしないそうです。
それが
「Miyakoはすごいよ、彼女は、舞台の袖に自分専用の椅子を用意しておいて、舞台から引いて来たらさっと首にタオルをかけて、目を閉じて、ただじーっと静かに座ってる」
この(禅的?)スタイルは欧米のダンサー達にはとても不思議にみえたそうです。
「でもやってみたら意外とこれがよくって、今では僕も Miyako wayなんだ」と笑ってました。
周りに 「大丈夫??」と聞かれても、It's OK, it works for me (大丈夫、効果あるんだ)と言って、静かに鎮座しているんですって。ふふふ
~
スティーブンは今度ロンドンで、英国ロイヤルバレエ団の高田茜さん初の主役公演 "Sleeping Beauty" で相手役の王子を踊るそうです。
Akane は美しくて才能もあって、これからが楽しみなバレリーナだ と言っていました。いつか高田茜さんとSteven が踊るのを観に行きたいな。
吉田さんとペアだったことで日本人にも慣れてると思うし、なにより人柄もすばらしくて、、高田さんのことも安心して任せれるわ♡(って私は何者じゃ)
日本大好き!と言っていたので、また日本でも踊ってくれますように。
ところで、今月はじめの来日は、来年1月のローザンヌ国際大会に出場予定の日本の子供たちへのスペシャルレッスンのため、たった一泊(!)の滞在でした。翌日からまた世界中を飛び回ってました。。そんな貴重なタイミングでお会いできたこと、ほんとうに奇跡のようです。
それと、、
私がはじめてスティーブンをみたのは、ブログでも記事にしていた Royal Ballet Portraits というポールスミスの写真展(→バレリーナの素顔)だったのですが、
なんと、英国ロイヤルとのコラボをポールに持ちかけたのが、彼だったことを後で知りました(来日中のあの方と。に追記したパーティーの動画でポールがそう言ってました)
スティーブンが立役者となった写真展だったとは。
ふしぎなご縁だな~ (さいきんこればっかり言ってる気がする 笑)
コンプレックスを逆手に
* 吉田都さんのこと。たくさん反響がありました