ゴンタ君文庫より
「ノルウェイの森」を読みました。 はじめての村上春樹。
じつは最近まで読書に縁がなくて、大人になってから読んだ「小説」といえば、半年前にゴンタ君に借りた「冷静と情熱のあいだ」(辻仁成・江國香織)と、夏にとつぜん買った三島由紀夫の短編「女神」くらい。
それまでは、たまの読書というと、ペーパーバックで洋書を読むことでした。(といっても「ブリジットジョーンズの日記」とか「プラダを着た悪魔」といった類)
日本語で読むのはもっぱら実用書。エッセイはともかく小説は苦手で、読んでると先の展開が気になって、読みながら左をチラ見してしまう。しかも、風景描写は「あーもう いらんわそんなん」と思い切りすっ飛ばしてしまうことも(汗) 文章をゆったりと味わいながら本を読める人は、すごいなと思ってました。
でも、ブログのおかげか書くことが楽しいと思うようになり、日本語がおもしろいと感じはじめました。
pinkさんに「ほんとに本読まないの!?」と驚かれてから(→
)、そろそろ有名な小説でも読んでみようと、ゴンタ君の本棚からいろいろ借りてみました。 ノルウェイの森は、読み終わってもまだその独特の世界に薄くねっとりと覆われているようで、不思議な空気感がありました。読むことを純粋に楽しめました。
今は「秘密」(東野圭吾)を読んでいます。実はこれ、前にゴンタ君がすすめてくれたのに「わたし小説読まないから」と断って、話の筋を聞いてしまったのですが・・
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じつは、幼いころは本を読むことが大好きだった私。その後すっかり本離れした理由は、「背伸びしすぎたこと」のように思います。
それまでは子供向けに書かれたシェイクスピアや伝記、ギリシャ神話、昔話なんかを楽しく読んでたのですが、6年生の終わりごろから、学校の図書館ではなく父親の本棚から本を探すようになったのです。大人が読む「本物」が読みたくて・・
日本人作家は江藤淳と遠藤周作の本が並んでいたのを記憶していますが、私が心惹かれたのは、若きウェルテルの悩み(ゲーテ)、車輪の下(ヘルマン・ヘッセ)、狭き門(ジッド)などの世界の名作。どれも薄灰色のハードケースに入っていて、いかにも「書物」という風貌もよかった。
そんな本を手にして(無謀もいいとこ)、字は小さいし漢字は多いしちっちゃい虫も這ってるし、すこしも楽しめないのに「これが本物の本だ」と無理してました。(そしてもちろん挫折する。) いつのまにか、本から気持ちが離れていました。
でも最近、書くことが好きだと思いはじめて、日本語もいいなと思うようになって、久しぶりに読んだ小説はなかなか楽しかった。
「今年こそは本を読む」と毎年繰り返されるNew Year's Resolution。 もう、Resolute(決心)しなくても自然に読める時がきたのかもしれません。 置きざりにしてきた日本語との時間をとりもどせるかな。
なんせ通勤が片道1時間。 はは・・
面白い本があったら是非おしえてくださいね!
