ついにマックが赤字・・・ | サザクロノート

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ゆるーい毎日の記録

もう行かない!と宣言してから、どれくらい経ったか
マックがついに41年ぶりに営業赤字になる。


41年ぶりってのがある意味すごい。

今は昼マックなんて、単なるランチと何が違うのか
良く伝わってこない販促を「しずる感」たっぷりな
CMまで打って頑張っているようですが。

もう十分マス化しているマックがTVCMを打ってもね・・
商品価値が変わらないのに単に値上げして
プライシングが中途半端な位置づけにいる中
宣伝広告費を使って何をしたいのかと疑問ですけど。

さて、とあるCMを思いだすと・・

『美味しいものは「脂肪」と「糖」で出来ている』

というあのフレーズです。

言い換えれば、

<美味しさは健康面でのリスクとトレードオフ>

という事。

健康志向の昨今、医食同源はおろか一食二医という、
『一番最初は食事での健康維持で、それでも困難な
時は医療』という考え方もある世の中でもあり。
※ファンデリー社の考え方、理念から引用しました。

たまには美味しいものをちょっと健康面では
気になるけど食べよう!という流れが見えてくるなか
以前からマックは米本国でも不健康の代名詞として
訴訟問題になるほどの不健康アイコンですからね。

不健康メニューラインナップのまま値上げして、
ターゲットは我が子カワイイファミリー層。

子育て支援が政策アジェンダとして優先順位高く
掲げられるご時世です。
子育てにはお金がかかるのよん!!!

それなのに親の身として不健康をそれなりに
コストを掛けて我が子に食べさせるなんてね・・
どうかしてるぜ・・と。

米本国では宅配ピザやマックは安く高カロリーを
摂取できるということで、ある意味低所得者層を
揶揄する意味で映画のワンシーンで使われる様な
位置づけでしょ。※スイスでは高額ですけど

実際に店内では健康に頓着しない年代の若い
学生生徒さんが多いし・・受験勉強してるし。

その学生さんに値上げはね・・ダメでしょう。

食事にドリンクバーを付けてファミレス利用か
悩むかな・・という位置づけで、不健康度合で
ファミレスより悪いイメージなんだから、もう
学生さんもどうするかってね。

健康に悪い(主にメタボ)のが解っているけど、
以前は手軽に安さとカロリーとのトレードオフが
成立していたから良かったものを、ターゲットを
健康意識の高いファミリー層に据えた上に
以前は60円くらいで売っていたものを、質量は
そのままに大幅な値上げをして競争に勝とうだ
なんて、自分達が置かれている状況がここまで
見えていないのかと驚きます。

『美味しくないのに、脂肪と糖で出来ている』
『しかも、内容そのままに値上げしました』

商品競争力に磨きをかけるどころか、逆に
スポイルさせていて、努力している競合他社に
勝つのは、ちょっと無理なんじゃないかなぁ。
しかも、中国工場でのあの素敵な出来事が
加わってねぇ。

これまで得ていたポジションに胡坐をかくどころか
価格面で違うポジショニングを目指し、実が
伴わないので、赤字転落しちゃいました!という
素晴らしい反面教師なマックさんでした。

長々と駄文を書いて・・マックにはいかないのにね。