以前書きましたが
購入したのは、天目の第一人者 木村盛康さんの作品です。
※サイズ感が判るように、一升瓶(長陽福娘)を置いてみました。

購入・・と言っても、ちょっと入手するにはストーリーがありまして
購入方法は、オークションです。
作者不詳で出品されていたのですが、共箱の銘と落款が
どう見ても『木村盛康』氏。
箱書きに『天目釉 ぐい呑』
ですからね。
『天目』ときて浮かぶのが『盛康天目』と言われるほどの
第一人者、木村盛康氏ですし・・箱書きに盛康の文字を見たら
おおー、これは木村盛康作の天目ぐい呑みではないか!と
なったわけです。
たまたま、同じく天目釉の名手である和泉良法氏の作品を
購入検討していたところに、盛康作の天目ぐい呑みを
オークションで破格で発見したので・・・
落札しちゃいました。
盛康作であれば、宙やアンドロメダなどの「青」系の流星天目が
人気ですけど、入手した天目はオーソドックスな天目釉です。
青系は納富鳥雲作の青萩がありますので、色見的には
オーソドックスな天目が欲しかった。
なので、姿も色見もオーソドックスな天目ぐい呑みですので、
希望どおり!でした。
オークションで若干競りましたけど、競ったお相手の方も
盛康作というのは気がついていたのかもしれません。
破格で入手できて良かった良かった。
さて、届いてみたら・・・うん素晴らしい!
共布にも「康」の印が入っていました。
出品者曰く、昭和50年代に購入した作品らしいので
30年程前の作品になるのでしょうね。
木村盛康氏が30代後半の頃の作品です。
これで呑むお酒・・美味しいだろうな。
彼女は、どうせ偽物でしょ!って言ってますが・・
仮に贋作でも、普通に安かったので
天目は天目として、これで楽しめますから良いのです!
気持ちの問題!飾るのではなく、使う器なのでね。