Office2019では「OneNote2019」が提供されないため、OneNoteの利用環境がどうなるかと不安を持っているユーザーが多くいるでしょう。

 

そこで今回は、Office 2019でOneNoteを使う2つの方法をご紹介します。

 

OneNoteとは?

OneNoteとはMicrosoftのデジタルノートアプリです。テキストはもちろん、写真や動画なども保存することができるノートツール です。

 

デジタルノートアプリではEvernoteが最も有名だと思いますが、そのEvernoteのマイクロソフト版といった感じです。

 

図形や表なども自由に保存できることに加えて描画 ツール も搭載されているため、ただのノート アプリ としてだけではなく、アイデアや企画などをまとめるためのフリーノートとしても使用できます。

 

OneNote for Windows10とOneNote2016

Office2019では「OneNote 2019」が提供されますが、Windows環境ではOneNote for Windows 10(ストアアプリ)版や旧バージョンの「OneNote 2016」を代わりに利用することができます。

 

OneNote for Windows10は文字通りWindows10専用として提供されているOneNoteです。すべてのWindows10にプリインストールされており、他のOS環境では使用できません。

 

OneNote for Windows 10 は世界中で何百万もの人々によって使用されています。最新の機能、セキュリティ、およびアクセシビリティ機能の強化で定期的に更新され、Microsoft のカスタマイズ可能な新しいインターフェイスを提供する唯一の Windows バージョンの OneNote です。

 

OneNote for Windows10 には、OneNote2016 では利用できない多くの機能が含まれています。たとえば、大きく改善されたインクをテキストに変換するオプションを含むインク効果、リサーチ ツール、通知センター、Windows 10 との密な統合などです。

 

これに対して、OneNote 2016はWordやExcel、PowerPointといってOfficeスイートの一つとして提供されているOneNoteです。職場または学校でこのバージョンを使用する場合に、いくつかの従来の機能が重要である可能性がありますが、OneNote 2016 はもう新しい機能で更新されることはありません。

 

OneNote2016には、OneNote for Windows10では利用できない機能もあります。例えば、ノートで Outlook タスクを作成する、ビデオを録画する、Internet Explorer と Office ファイルの Web ページにノートをリンクするなど。

 

まとめ

以上で、Office2019でOneNoteを使う2つの方法をご紹介しましたが、機能更新を受けたい場合はOneNote for Windows 10への移行をおすすめします。

 

OneNote for Windows 10とOneNote 2016は個別のノートブックとして保存されますが、同じデスクトップ環境に共存できるアプリケーションです。インターネット接続によって同期すればノートブックを共有できます。

 

そして、Office 2019をインストールしても、OneNote for Windows 10と OneNote 2016は何ら問題なく使用できます。