Office2019は9月24日(米国時間)からWindowsとMac向けに正式リリース!

 

Microsoftの最新版となるOffice2019は、元バージョンのOffice2016と比べるとどう違いますか?

 

 

Officeアプリによる違い

 

Office2016では、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Access、Publisherの7種類のOfficeアプリが提供されますが、このうちAccess、PublisherはWindows PCのみに含まれます。

 

Office2019ではWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、Project、Visioの8種類のOfficeアプリが提供されますが、このうちAccess、Publisher、Project、VisioはWindowsのみに含まれます。

 

Office2019では「OneNote 2019」が提供されないため、Windows環境ではOneNote for Windows 10(ストアアプリ)版や旧バージョンの「OneNote 2016」を代わりに利用する必要があります。

 

対応OSによる違い

 

Office2016の対応OSは、Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7 Service Pack 1、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2008 R2。

 

Office 2019の対応OSは、Windows版がWindows 10のみ、Windows 7とWindows 8が対応外となります。Mac版がMacOS 10.12以降となっています。Microsoftは「Office 2016 for Mac」のシステム要件をOS X 10.10 Yosemite以降としていますが、「Office 2019 for Mac」ではこれが変更し、MacOS 10.12以降になりました。

 

サポート期間による違い

 

通常、Microsoft Office製品のサポート期間は、通常製品発売から10年間となっており、前半5年間がメインストリームサポート期間でサポート窓口に問い合わせが可能な期間、後半5年間が延長サポート期間でセキュリティ更新の提供期間となっています。

 

Office2016は2015年より発売されたが、そのメインストリームサポートの終了日は2020年で、延長サポート期限は2025年までです。

 

しかし、Office 2019のサポート期間は、固定ライフサイクルポリシーの例外として扱われ、5年のメインストリームサポートに続く延長サポートは約2年間しか提供されません。これは、現在提供している「Office 2016」の延長サポートが終了する2025年10月14日に終了を合わせるためだと言われます。

 

新機能による違い

 

Office2019では、使い慣れたすべての機能をこれまで同様に使用できるうえ、次のような新機能も追加されています。

 

「Word」では、言葉の壁を取り除く翻訳機能、読字障害を抱えるユーザーのため字幅の調整や読み上げ、読み上げ部分のハイライト(フォーカスモード)を行う「学習ツール」機能を導入した。

 

「Excel」では新しい数式やグラフのサポート。「PowerPoint」ではスライド順序の機能拡大やMorph遷移機能、インク機能での圧力や傾き検知サポートなど。

 

価格による違い

 

Office2019のアメリカでの法人向けの価格は2016から10%値上げされました。

 

日本でも同様に2016から10%値上げされるとすると以下のようになりますね。

 

   

Office 2016価格

Office2019予想価格

Office Professional

61,355円

67,491円

Office Home & Business

35,705円

39,276円

Office Personal

30,575円

33,633円

 

まとめ

 

以上で、Office2019とOffice2016の違いを五つに分けて解説しました。

 

Office2019を購入するか、Office2016を続いて利用するか迷っている方の助けになれば幸いです。

 

最新機能を使いたいですが、Office2019の価格が高くて、一度にそんなに多く出せないなら、Office365を年間或いは月間で契約することをお勧めします。Office2019の新機能のほとんどがOffice365にすでに搭載されていますから。