先日、個人向けOffice 365の使用台数が(10月02日から)無制限になるのについてご紹介しましたが、今回は、個人向けOffice 365の種類と価格についてご説明します。
Office 365はマイクロソフトが提供するサブスクリプション型サービスであり、利用する期間やプランに応じて価格が変動します。
今後個人向けOffice 365を導入しようと検討している皆様は、Office 365の種類と価格を明確にして、自分に適切なプランをお選びください。
Microsoftでは、Office 365個人向けエディションとして、「Office 365 Solo」、「Office 365 Home」、「Office 365 Personal」を展開しています。
「Office 365 Home」と「Office 365 Personal」は、Microsoftから海外向けに提供されていますが、「Office 365 Home」を日本のアマゾンとネットショップから購入して使用できます。
Office 365 BusinessはMicrosoft社から一般法人向けとして提供されていますが、個人でも契約できます。
以下では、個人向けOffice 365それぞれの価格と機能について見ていきましょう。
Office 365 Soloの価格
Office 365 SoloはMicrosoft社が日本のみ提供している個人向けサービス。
Office 365 Solo では、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Publisher、AccessなどすべてのOfficeアプリが利用できます。
前回の記事でもご紹介しましたが、米Microsoftは、現地時間8月30日、10月2日より個人向けOffice 365サブスクリプションでのインストール台数を無制限にするとともに、最大5台まで同時利用できるようにすると発表した。
対象となるのは、海外で個人向けに提供されているOffice 365 HomeとPersonal、そして日本国内向けのOffice 365 Soloです。
Office 365 Solo(2018年10月2日まで)
- インストール可能デバイス数:6台(2台のPC+2台のタブレット+2台のスマートフォン)
- 対象ユーザー数:1人
- OneDriveストレージ容量:1TB
Office 365 Solo(2018年10月2日から)
- インストール可能デバイス数:無制限
- 同時利用可能デバイス数:5台
- 対象ユーザー数:1人
- 同時利用可能ユーザー数:1人
- OneDriveストレージ容量:1TB
価格は変わりません。公式サイトから、Office 365 Soloを月額1274円、年額12,744円で契約できます。
月間契約で一年間利用すると(12月×1274円=)15,288円になります。年間で契約すると12,744円で、月間より2,544円お得。
Office365 Homeの価格
Office 365 Home は、マイクロソフトが、中国向けに提供しているサブスクリプション版の家庭向けサービス。
Office 365 Homeは、Soloと同じにすべてのOfficeアプリが利用できます。
Office 365 Home(2018年10月2日まで)
- インストール可能デバイス数:15台(5台のPC+5台のタブレット+5台のスマートフォン)
- 対象ユーザー数:5人
- OneDriveストレージ容量:5TB(1ユーザー当たり1TB)
Office 365 Home(2018年10月2日から)
- インストール可能デバイス数:無制限
- 同時利用可能デバイス数:5台
- 対象ユーザー数:6人
- 同時利用可能ユーザー数:5人
- OneDriveストレージ容量:6TB(1ユーザー当たり1TB)
Office 365 Homeは日本のMicrosoft公式サイトで発売されていないが、Amazonとネットショップから安く購入できます。Microsoft公式サイトでは年額99.99ドルで発売され、約11,000円になります。ネットショップからは年額9,900円で契約できます。
Office 365 Personalの価格
Office 365 Personal は、米Microsoftが、海外向けに提供しているサブスクリプション版の個人向けサービス。
Office 365 SoloとHomeと同じに、すべてのOfficeアプリケーションを利用できます。
Office 365 Personal(2018年10月2日まで)
- インストール可能デバイス数:3(1台のPC+1台のタブレット+1台のスマートフォン)
- 対象ユーザー数:1人
- OneDriveストレージ容量:1TB
Office 365 Personal(2018年10月2日から)
- インストール可能デバイス数:無制限
- 同時利用可能デバイス数:5台
- 対象ユーザー数:1人
- 同時利用可能ユーザー数:1人
- OneDriveストレージ容量:1TB
Office 365 Personal は、Microsoft公式サイトで年額69.99ドルで発売され、約7,900円になります。
Office365 Businessの価格
Office365BusinessはMicrosoft社から一般法人向けとして提供されていますが、個人でも契約できます。
Office 365 BusinessはWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、AccessなどすべてのOfficeアプリが利用できます。
Office 365 Businessの使用台数には変化がなく、1ライセンスにつき、PC(Windows/Mac) 5台+タブレット5 台+スマートフォン5台のように、それぞれ最大5台、計15台までインストール可能。
Office 365 Businessを、月額1080円(Accessを含む)、年額11,664円で契約できます。
以上から分かるように、個人向けOffice 365の四つのプランは、主に、価格とインストール可能台数には差があります。
Office 365 Solo |
Office 365 Home |
Office 365 Personal |
Office 365 Business |
|
価格(1年) |
12,744円 |
99.99ドル(約11,000円) |
69.99ドル(7,900円) |
11,664円 |
インストール可能台数 |
無制限(10月02日から) |
無制限(10月02日から) |
無制限(10月02日から) |
最大15台 |
対象ユーザー数 |
1人 |
6人 |
1人 |
1人 |
表から見ると、これまでインストール数で差が付けられていたOffice 365 PersonalとOffice 365 Soloで、実質差がなくなってしまうのが気になるところ。
しかもPersonalは年間69.99ドル(約7800円)、一方Soloは年間12,744円と、価格を考えるとSoloのメリットがない状態となってしまいます。
Office 365 HomeはOffice 365 PersonalとOffice 365 Soloに比べると、ユーザー数が一番多い上に、価格もより適当でしょう。
Office 365 Homeでは1つのサブスクリプションライセンスで6人(10月02日から)のユーザーが利用可能。つまり、6人家族の場合、年間99.99ドルのOffice 365 Homeを契約すれば、全員がOfficeのアプリを利用可能となります。ただし、同時に使えるのは5人まで。