これまでWindowsのコマンドプロンプトの機能に難があり、UNIX風にカスタマイズしてきました。
e.g.
Cygwin 結構良かった。ただし、バージョン管理に難があった。
SFU/SUA Windowsのサブシステムで動作する正統派だった。MS社のサポート終了。
移植に手間がかかった。bashは自分でmakeした。
WSL2 仮想環境でLinuxを動作させる。SFUに代わるアイテム。
Linuxそのものなので特に問題は無い。
wine経由でDOSベースWindows(e.g. Win95,WinMe etc.)のアプリも動作した。
etc.
今回は、よりお手軽にUNIX風の環境を楽しめるBusyBoxを紹介します。
BusyBoxはかなり前から利用されていたようですが、永らくSFUを使用していたのでBusyBoxの存在に気づきませんでした。
尚、本記事のお試しは自己責任でお願いします。
0 導入の概要
busybox64.exeをダウンロードして、任意のディレクトリに実行ファイルを展開すればOKで
す。
次にWindowsの環境変数PATHに実行ファイルを展開したディレクトリを追加します。
お手軽な点は、事前/事後の設定作業なしでも使用できること。
※環境変数PATHのみ注意
1)Windowsにインストールが不要
レジストリを汚さない → 不要になったらディレクトリ毎削除すればOK
2)WSL2のように設定変更が不要
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環境変数の変更に留意すれば、他人のPCでも気軽に快適に作業できるはずです。
※この場合、実行ファイルは全てUSBメモリにコピーしておく必要があります。
※次項に記載した環境変数HOMEの変更が必要です。
※記載はありませんが環境変数PATHの変更が必要です。
※他人のPCの環境変数は変更してはいけません。
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導入方法の詳細(ダウンロード・サイト等)は本記事では省略します。
1 導入検証
※記載はありませんが、シェルを起動しなくてもコマンドプロンプトのコマンド・ラインから
UNIX風のコマンドを実行することができます。
※シェル(bash)を起動後は、「ファイル名の補完」等お馴染みの機能が使用できます。
上図のような、読込んだファイル名から拡張子(.exe)を削除する簡単なシェル・スクリプトを
書いてみた。
見にくくて申し訳ないが、実行結果は上図のようになる。
取敢えず所望していることが、お手軽に実行できたので満足度は大きい。
3 残念なところ 個人的には問題なし
1)history機能が使用できない
historyファイルの履歴を呼出して実行することができない。
e.g. 「!713(履歴番号)、 !v(コマンドの頭文字)」 etc.
コマンド・ラインに順番にコマンド履歴を表示して実行するのみ。
2)日本語の入力ができない(表示は可)
コマンド・ラインで日本語を入力する機会が無いので問題なしかな?
テキスト・エディタはWindows版のvimをaliasしたので問題なし。
3)pushd/popdが無い
Windows(cmd.exe)のコマンドを使用できないか模索したが無理みたい。
4)読込む設定ファイルは.profileのみ
.profileを編集して強引に.bashrcを読込ませた。
4 だから?
お手軽/快適に使用できるので問題なし。
ヘビーな作業はWSL2を使用すれば良し。
===ぼやきネタ
ウクライナは大変なことになっているけど、ロシアはどうしたいのでしょうね?
ロシアは高額な機材を温存して本気でない気がしますね。
例えば、ニュース映像でチラッと映る戦車は旧式のT-72Bが多いように思います。
1)T-72B 一昔前の主力戦車
外見の特長:戦車砲右側の投光器
2)T-72B3 T-72BをT-90A相当にアップグレードした機材
外見の特長:投光器を廃止して代わりに爆発反応装甲(ERA)を増設
3)T-80? T-80Uならばロシア最強戦車
外見の特長:渡河時に使用するシュノーケルが太い
T-72/T-90に装備されている砲塔後部の収納箱が無い
4)T-90A 未確認
外見の特長:戦車砲両側にシュトゥーラ・アクティブ防護装置が装備されている
砲塔が鋳造式から溶接式に変更になった
旧ソ連の戦車はT-64以降、外見での区別が難しい。ERAを装備してからは尚のこと。
黒海艦隊旗艦の巡洋艦モスクワが沈没したニュースで、旗艦と艦船の発音が基幹と感染のように聞こえるのが嫌だ。
ついでに、e.g.とetc.はラテン語のエクセンプリ・グラティア(例えば)とエトセトラ(等)の略です。
ラテン語って何?フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語と、どう違うのかな?
北大西洋条約機構のロゴの「NATO」と「OTAN」は英語圏とラテン語圏の頭文字を併記しているそうです。
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それでは!!