拒食症回復期の方へ


自分の経験も含め、少しでも何か
ヒントになればと思い書いてみました。


ずっと拒食でいた日々から
回復期に突入したとき、
身体や心に様々な変化が起こります。


よくある症状として


◎拒食の反動の過食期


これは一般的ですよね、自分も経験済みです。
長期に渡る栄養失調に伴い身体は
餓死モードに入っています。
治そう と決めて食べ始めると身体は、


やっと栄養が入ってきた
今度またいつ餓死モードになるかわからないから
今のうちにもっと求めておかないと


こう指令を出して、
過食のスイッチを入れさせます。
この時にみなさん苦しむんですよね…
自分もそうでした


食べても食べても満足しない
どころか…
止まらなくなる
このまま過食症になってしまうのでは?
と思うほど酷かったりもします。


こういう時、自分が試した方法が


その欲望を叶えてあげること


そう、きっとこの過食衝動
抑えきれないんです。
どれだけ気持ちを強く持っていても
これだけはきっと難しいです。
人間には本能というものが備わっているから…


だからこそ自分は
バイキングに行きました。
食べ放題です、何をどう食べても自由です。
自分が思うままに求めるものを
幸せ と思いながら食べること。


もちろんいっかい行っただけでは
何もなりません。
数回これを行うのです。


すると身体は


もう大丈夫なんだ
そんなに求めなくても栄養は入ってくる


こう思うようになり過食衝動が治まる
この考えに基づいてやってみたのです。


確かに体重は増えます…
だけどいいじゃないですか!
治そうとしているのなら…


もちろん怖いですよ、結構なスピードで
増えたりします。
だけどこれはただ質量保存の法則であって
太ったわけではないから!
もちろん、多少は脂肪もつきます。
でも、
それを乗り越えてこそ治ることができるはず。


◎体重増加についていけない心


これも結構な人が経験すると思います。
だって、求められることが多くなるから…


自分の中ではまだまだなんです。
体重が前より増えた というだけで
心のなかの整理は出来ていないのに…
周りは


元気になったね!
前より今の方がいいよ!
もう大丈夫そうだね!


こう言ってきたりします。
もちろん悪気はないのだから許してあげて下さい


それでも私たちの心は苦しいですよね…
自分ひとりでこの恐怖と闘うのか
って…
わかりますよその気持ち。


でも安心してください
きっとそれ、ずっとは続かないです。
そりゃ最初は増えます、低体重なのだから
だけど人間にはやはり限界域というものが
ありますし、
余程のカロリーオーバーをしない限り
永遠と太るだなんてことは不可能に近いです。


体重が増えると消費カロリーも増えますからね!
それでも増え続けるということは
食事か代謝か、どこかに問題がありそうです…


だから最初のうちだけ我慢ですプンプン
ここを乗り越えれば絶対止まります
標準かそれ以下で止まる人もいるようです


しかーし!
ここでまたセーブなんてしてしまうと…


治りにくくなります


これは主治医に言われたことなんですが、
せっかく身体が正常を取り戻そうと
しているところなのに
それに逆らってしまえば…
もちろん、いいことになるわけありません。


絶対永遠に増え続けないということ
これは信じていきましょうキラキラ


◎月経再開


低体重では止まっていた月経が再開します。
これにより
あー、太ったんだ…
とか
やっぱり昔のほうがよかった…
って気持ちになる人もいるかもしれません。


でも違う、月経はあって普通なのだから
決して昔の方がいいだなんて
ことはありませんよ!
月経がないということは
赤ちゃんも産めないし、
身体に負担かかりまくりです…
代謝もおかしくなって太りやすくなる
らしいです…


それでもいいという人はまあそれはそれなんですが…
けど治したいと思っている人なら
きっとそうは思わないはずです。


健康に近づいてきた証拠なんだ!
と思って喜んでみましょうブルー音符


◎襲ってくる拒食脳


治そう!と決意して頑張っている時に
やって来るこの厄介なやつ…


これは本当の自分の心ではありませんよ
病気の考え、もうひとりの自分です。


結構つきまとうみたいです。
だってそういう病気なんだから…
あくまで克服したわけではなくて
克服中なわけですから
この考えが出てくるのも仕方ないのです。


細い頃の自分に憧れたり
昔の服を眺めて戻りたいと思ったり
過活動が始まったり
カロリーが怖くなったり制限したり…


きっと出てくるんです。
そんな簡単に出てこなくなるのなら
この病気が難病指定されたりしないはず…


これは仕方ないことなのです。


だからこそ、
前向きな自分を忘れないようにしましょう。
例えば治ったあと
こうなりたい、あれがしたい
など…


病気の自分には不可能だったこと
あると思います。
それを叶えられた時を想像してみて下さい。


きっとどんどんいい方向に
進んでいくはずです。


ほかにも回復期に悩ましいことは
いろいろあると思います…
個人差も大きいですから
みなさんこれに当てはまるということも
ないかもしれませんが…


この記事を読んでくださった方が
少しでもいい方向に向かって、
いちにちでも早く楽になることを祈っています。


ありがとうございましたピンク音符