初めてお会いした国選弁護人。


H先生。


土曜日に鑑別所へ接見へ行ってくれたそうで、


「息子さんとはもう会いましたよ!」と。


(弁護士さんは土日関係なく接見できるらしい)


そうだったの??


それなら土曜でも連絡してよーと思いながらも。


準抗告の為に準備した書類を見せる。


両親や親族の署名捺印入りの陳述書

(親族全体でサポートしますので釈放してください的な)


被害者への両親からの謝罪文


学校への退学回避の嘆願書


一通り目を通してくださった。


弁「よく出来てるねー。これ誰が書いたの?!」


私「あ、わたしです....。」


弁「へーすごいねー。でも準抗告はしないよー」


私「え???」


弁「しても意味ないもん。絶対通んないよ。」


私「いや、あのー。その為に私今ここに来てお願いしてるんですけど....」


弁「だって息子さんの言ってることおかしいよねー。否認だもん。長くなるよ。」


私「でも嘘はついてないと思います。この期に及んで嘘つくほど度胸もないんで。」


弁「でも不自然だよねー?ま、ほんとなら言い分変える必要はないけどさー。でもまず準抗告は通んないよ!」


あっさり断られてしまった。


私が必死で早く出したいと思ってることも、


正面から取り合ってもらえない。


まず息子の言い分も全く聞いてくれてない。


弁護士だからと言って味方になってくれてるとは思いません。


でも、明らかに初めから信じてみようとしてない。


真実が何処にあるのか、見ようとしてない。


でも今の私達家族には、この国選弁護人に頼るしかなかった。


何も分からないど素人の私達が息子のために出来ること。


この国選弁護人をどう使うかだった。


私「どうしても鑑別所から出したいんです。学校に行かせてやりたいんです。ではどうすれば、早期に出れますか?」


弁「まぁ示談が成立したら出れるかもねー。示談金いくら出せるの??」


私「いや、まずは両親からの謝罪を...と思ってるんですけど。初めから示談金提示するのは心象悪くないですか?」


弁「そんな事ないからー。最後はみんなお金だから!そっちのが話早いよ!」


確かに今までの弁護士の方も、準抗告は通る可能性は低いと言っていた。


なんだかよくわからないけど、示談で動いてもらうのが1番早く出てこれる方法なのかな。と思った。


弁「なら、ここに示談金振り込んどいて!検察庁に被害者の連絡先聞いて、示談成立したら渡すから!成立しなかったら返すから!」


と振込先を渡された。


そんな感じで良いのか?と思いながらも、でも今この国選弁護人を使って、息子をいち早く鑑別所から出すにはそれしか無いんだと思った。


かなりモヤモヤしたものは残るものの、選択肢が他になかった。


とりあえず示談金をH先生の口座に振り込み、鑑別所の面会へ向かった。