日曜日。


下の子のスポーツ少年団のグラウンドに出向く精神力はやっぱりなく....


送迎にだけ行った。


息子も小学生の時には、このチームに入っていたので、可愛がってくれた指導者さん達がいる。


今もよく息子の事を気にかけていてくれて


「今日は〇〇何してんのー?」


と声をかけられた。



平静を装って、「まだ家で寝てますー。」とだけ答えた。


それだけで、しんどくて泣きそうになっていた。


こんなしんどい嘘を下の子にもつかせたのかと思うと、とっても申し訳ない気持ちになった。


送っていった後は、また抜け殻の様になっていた。


ただ、今後の事、良い方向に向く様に、祖父母のお墓参りに行こうと思っていた。


そんな時だった。


速達が届いた。


きた!!!!!!


息子からだった。


国選弁護人が選任されたようで、名前と住所が書かれていた。


お墓参りは、


「おじーちゃんおばーちゃん、ごめん!また行くから!」


と心の中で思いながら、


その手紙を握りしめ、書かれている住所へ向かった。


日曜日だし、会えない可能性は高いけれど、


ほんの僅かな可能性にかけてでも、


とりあえず、行かずにはいられなかった。


電車で揺られ、1時間ほどの都会の事務所だった。