面会に行った時


下の子の様子を話すと常に息子は泣いていた。


弟想いの優しい息子だった。


「多分(下の子)も〇〇に会いたいけど、ここには連れてきたくない」


と話をすると、


「ここには連れてこないでほしい。


こんな姿を(下の子)に見せたくない。」


と息子は泣いていた。


それほど息子は下の子を大切に思っていた。




下の子が公園でお友達と遊んでいた時。


息子の友達2人が通りかかったそう。


下の子を見つけた息子の友達は、



「最近〇〇はー?連絡繋がらんねんけどー」と。



下の子には、ある程度は説明していた。




にぃには悪い事をしたから警察で反省してるんだよ。


ちゃんと反省できたら帰ってくるから、皆んなで待とうね。


でもよその人に絶対言ったらいけないよ。





その約束を守り、


「今は家で寝てると思うー。」と答えたよって。




大好きなにぃにが急にいなくなって、


むしろ連行される時も、起きてて、すごい衝撃だったに違いない。


パパもママもねぇねも、みんな元気がなくて、


ただでさえ寂しいはずなのに。


多分沢山聞きたいし、すごく不安に思ってるはずなのに、そんな多くを聞いてこない下の子。


こんな小さな純粋な子に、


すごく気を使わせてしまって。


そんな嘘までつかせて、本当にごめんね。


すでに崩壊した私の涙腺は、自分で止めることは出来ず、もう崩壊しっぱなしだった。